循环型社会形成推进科学研究费补助金総合研究报告书概要版.PDF

循環型社会形成推進科学研究費補助金 総合研究報告書概要版 ・研究課題・研究番号 ＝ 不完全な半透膜としての挙動を考慮した最終処分場粘土遮水 層における有害化学物質移行挙動の定量化 Ｋ２００９，Ｋ２１６７ ・国庫補助金生産所要額（円） ＝ 9,770,000 円 ・研究期間 ＝ 2008-2009 ・代表研究者名 ＝ 徳永 朋祥 （東京大学） ・共同研究者名 ＝ 三好 悟 （株式会社大林組） ・研究目的（４００字） 廃棄物最終処分場からの浸出液には有害物質が含まれるため、適正な遮水性を有するこ とが必要である。ベントナイトは重要な遮水材料であるが、電解質溶液に対して、純水に 対するよりも大きな透水性を示すことが知られている。電解質を含む浸出液に対する止水 性能を評価する一般化された手法はなく、現在の処分場の構造基準ではベントナイト遮水 層の止水性能として純水に対する透水係数を要求するのみである。一方、ベントナイト遮 水層は、電解質の透過を部分的に制限する‘不完全な半透膜挙動’を示すと考えられ、そ の適切な評価をから、より信頼性の高い材料としてベントナイトを位置づけることができ る可能性がある。また、合理的な遮水層設計も可能になることが期待される。本研究は、 不完全な半透膜としての挙動を含め、ベントナイト遮水層における電解質の移行挙動を解 明し、最終処分場ベントナイト遮水層の合理的設計に資することを目的とする。 ・研究方法（４００字） 不完全な半透膜としての挙動を計測可能な実験装置 （実験装置 1）を開発した。実験では、 試料に一定圧にて初めは純水を、途中速やかに電解質溶液に替えて送液した。異なる濃度 の溶液に試料が接することで浸透圧が発生し、透水流量の変化が期待される。実験装置 1 の概略等を図 1～5に、実験ケースを表 1に示す。 また、化学的浸透により実際に発生する圧力を図 6に示す装置（実験装置 2）により計測 した。表 2 に実験ケースを示す。試料を電解質溶液で飽和後、メッシュ状端部から純水と 接することで、浸透圧により間隙圧の上昇が期待される。 また、化学的浸透を含む水分・物質移行の基礎方程式を熱力学的考察も踏まえて構築し、 その数値解析プログラムを開発した。上記実験をシミュレートし、このプログラムの適用 - 1 - 性を評価した。さらに、このプログラムを用いて、場内水の浸出フラックスに着目して、 遮水層の性能評価を試みた。 h 大気 コンプレッサー 圧力変換器 i 計測用 アンプ ＰＣ レギュレータ d A/D リレー・ f b 変換器 周波数特性 ブリッジ a シリンジ 背圧水槽 分析器 回路 g c ポンプ (エネエフ (ISCO 回路設計 100DM) FRA5022) アンプ e 背圧