重力加速度m.PDFVIP

重力加速度 (Gravitational acceleration) 地球上の物体は、地球との間の万有 引力により、地球の中心に向かう力を 受ける。この力が重力(Gravity)であり、 物体 物体の重さ(Weight)である。 重力 地表近くにある、質量 [kg]の物体が受け m る重力の大きさWは、質量に比例し、 W= mg [N] g である。ここで、は重力加速度とよばれ、地 地球 球上では場所によらずほぼ一定で、その値は ２ g = ９.８ｍ／ｓ である。 （ｷ 質量１ｋｇの物体が地球上で受ける重力の大きさを１ｋｇｗ といい、物体の重さを表わす。即ち、１ｋｇｗ＝９.８Nである。 ｳｴｲﾄ） 質量（ｋｇ）と重さ（ｋｇｗ＝力）は違う次元の物理量である。 落体の法則 ガリレオ（Galileo Galilei ｲﾀﾘｱ1564-1642） 落体の法則 ガリレオは物体は重さによらず、落下する速度は同 １６０３江戸幕府） じであることを示した。（１６０４ 慣性の法則とは？ ガリレオが振り子の等時性を 発見したランプ（右上拡大） ピサの斜塔（The leaning tower of Pisa） 万有引力の法則 ニュートン（Isaac Newton ｲｷﾞﾘｽ1642-1727） 万有引力の法則 F F mM F =−G R2 m R M m M 質量が と の、二つの物体が距離 だけ離れて置かれているとき、二つ R F G の物体に働く力（万有引力）は上式で与えられる。ここで、は重力定数で ある。（１６８７年） g M 即ち、重力加速度 は、 M g =−G 2 である。 地球の質量を 、半径を とすると、 R R キャベンディシュ(Cavendish) キャベンディシュは１７９８年に重力定数G の値を実験的に決定した。 重力による運動 自由落下運動（Free fall） 初速度０で、物体をある高さから落下させたときの、物体の 運動を自由落下運動という。物体は