古地理学原论蔚.PDF

資 料 551．8 古地理学原論蔚 その1一科学としての古地理学　（1） L．　B．　Rukhin 須貝貫二・平山次郎・鈴木尉元　訳 ほん訳にあたつて のである。原本は630頁に及ぶ大著で，古地理学を体系化した最初の書物であろう。著者ルヒ ンは，この業績によつてレニングラード大学から授賞された。最近これを理論的指導書として， ソ連全土の各種の古地理図帳が作製され，出版されはじめた。これらの古地理図帳には，縮尺 750万分の1の多数の多色刷り岩相図・古地理図・古地質構造図その他がもりこまれていて，ル ヒンの本著とともに，われわれにとつて得るところが少なくないものと思われる。 　もとより，ソ連とは地質状況を異にしているわが国において，ルヒンの説くところの古地理 解析の方法と理論が，そのままわが国にあてはまるとは考えられない。しかしながらソ連にお いて，広い分野にわたつて熟読されている本著によつて，まずとにかく学んで，その知識を吸 収し，わが国独自の古地理復元の方法と理論が体系化される日の近いことを願うものである。 　本著をほん訳するにあたつて，終始激れいくださつた当所地質部・燃料部・鉱床部の層位・ 構造・鉱床関係の研究者諸賢に厚く感謝の意を表する。 L。B、ルヒソ著　古地理学原論の内容 　　編集者より……・…・……… ・3 　　初版の序… ・5 第1部　古地理学とその基本的地位……・……・……………… ・7 　第1章　科学としての古地理学・…………………………… ・9 　　1．　古地理学の定義と関連学科………… ・9 　　2．古地理学における地質年代記録の不完全性の意義・・ ・・15 　　3．過去の景観の不動性の問題………… －24 　　4．現世と古地理学…・… ・・26 　　5．第1章のむすび…………一………… ・・39 　　　文献… －40 　第2章　古地理学的要因としての地質構造条件…・・……… －42 　　6．造構運動の古地理学的意義………… ・・42 　　　　　」IEHHHrpA八cKoE　oT八EJIEHHE，　JleHKrpa八 47一（259） 　　　　　　地質調査所月報（第19巻第4号） 　　7． 隆起と沈降の配列の合法則性についての概念と古地理学におけるその利用・・ ・・46 　　8． 詳細な古地理学的研究にさいしての構造地質学的分析の例