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鍼灸医療推進研究会 鍼灸 News Letter ････････････････････････････････････････････････････････････････････････････････・・・・・・・ しんきゅう ニュースレター No.2 ◎◎◎ これからの鍼灸 身近で優しい医療として、社会での新たな役割をめざす業界の取り組み・現状 News １．鍼灸師をめざす若者が増加中 ２．ツボの位置、世界で標準化 ３．教育機関での取り組みーー臨床実習ガイドライン Topics １．統合医療の柱として注目される鍼灸 ２．新分野における鍼灸への期待と役割 People (社)全日本鍼灸学会 新会長 後藤修司 Information 鍼灸学術関連イベント･スケジュール ８－９月 鍼灸医療推進研究会概要 ◎◎◎ 鍼灸医療推進研究会[(社)日本鍼灸師会、(社)全日本鍼灸マッサージ師会、（社）全日本鍼灸学会、（社） 東洋療法学校協会]では、東洋医学の中核を成す鍼灸について、より多くの方々にご理解いただくための コミュニケーション活動を推進しています。 メディアの皆様のご要望に応じて、健康・美容に関わる様々なテーマについて詳しい治療院・鍼灸師、医師 の方々をご紹介いたします。また、鍼灸について馴染みのないメディアの皆様には、体験についてもご案内 いたします。 これからの鍼灸 身近で優しい医療として、社会での新たな役割をめざした業界の取り組み・現状 世界中で都市化が進み、ストレス、アレルギー、慢性疲労、成人病等々、先進国特有の生活習慣病や トラブルが蔓延しています。「原因が分からず、なんとなく不調」という人々が、子どもから高齢者まで幅広く 増加しています。 こうしたなか、古くからの医療「鍼灸」が見直され始めています。身体をひとつの小宇宙としてとらえ、その バランスが崩れたときに「病」が発症するという鍼灸の考え方が、世界中で注目され、メカニズムの研究や 臨床実験も、各国で進められています。長期にわたる検討を経て、ツボの位置が世界で標準化され、今後、 医学的研究や臨床比較が益々推進されていくでしょう。 また、最近は鍼灸がスポーツ選手の身体ケアや美容の分野でも重要視され、鍼灸師をめざす若者の数 も増加の一途をたどっています。様々な東洋医学や民間療法があるなかで、鍼灸は、専門の大学や養成 施設等の教育機関で 3 年以上の間に知識や技術を習得し、国家試験に合格しなければ資格を得ることが できません。教育機関では、これからの社会に求められる優秀な鍼灸師を養成するために、様々な工夫を 行なっています。 鍼灸師たちも、人びとの体を診る医療専門職として知識や技術の向上をめざす一方で、鍼灸ならではの 安らぎを提供できるよう、人間性を高めるために努力を続けています。 2008 年 5 月 30 日(金)～6 月 1 日（日）の 3 日間、京都・国立京都国際会館にて、(社)全日本鍼灸学会学 術大会（京都大会）が開催され、3,000 名超の参加者が集まり、いずれの会場も大盛況でした。最近は特に 志の篤い若い人たちの参加が目立ちます。 大会では、様々な研究発表が行なわれましたが、同時に、「鍼灸業界」にとっての将来を考える企画も展