大阪大学産业科学研究所.PDFVIP

文部科学省「特別推進研究」 光誘起構造相転移動力学の研究 研究代表者 谷村克己（大阪大学産業科学研究所教授） 研究分担者 那須奎一郎（ＫＥＫ・物質構造科学研究所教授） 吉田 博（大阪大学産業科学研究所教授） 金崎 順一（大阪大学産業科学研究所准教授） 石丸 学（大阪大学産業科学研究所准教授） 楊 金 峰（大阪大学産業科学研究所准教授） 光誘起相転移過程の時間分解直接構造観察 相転移機構の微視的・統一的理解を達成 凝縮系物理学の新たなパラダイムへ 相転移：物質自然界が示す代表的現象 構造相転移： 物質構造と電子状態が最も激しく変貌 電子系 格子系 （物質存在様式の多重安定性を反映） 例：グラファイトｰダイヤモンド相転移 従来の構造相転移研究： 1）熱力学的安定（準安定）相の構造・電子状態の解明 GraGrapp hihitete DiaDiammondond 2）準静的転移過程ダイナミクス 熱力学的構造相転移：全ての自由度を無差別に励起 「渾然一体」 素過程の分離・抽出・制御が不可能！ 電子・格子相互作用の微視的超高速ダイナミクスは未解明！ 光誘起構造相転移 外部刺激（光） 外部刺激による非平衡相転移 電子状態を選択的・制御的に変化（励起） 後続する相転移素過程を分解・抽出・追跡！ 電子系 格子系 その意義 １）巨視的相転移を微視的に解明・制御 協同的非線形・非平衡超高速動力学 エネルギー ２）熱励起で到達できない隠された未知物質相へ！ 多様性の顕在化、新物質（相）創製 光誘起分布 準安定相準安定相 kk TT Boltzmann分布 特定領域研究（Ｈ11-13） BB 安定相安定相 分布確率分布確率 「光誘起相転移とその動力学」（領域代表那須） 2001年第一回「光誘起相転移国際会議」（筑波） 世界的研究領域に発展 本申請：今までの成果に立脚 革新的展開へのブレーク・スルーを！ 光誘起構造相転移：本研究の主要な対象 代表的凝縮様式の変換を伴う構造相転移：体系化に必須 1）分子間電子移動励起による中性・イオン性相転移 tetetrathtrathiiafafulvaleulvalennee (T(TTTFF))::DD 電子移動電子移動