医薬品安全使用业务手顺书.doc

　医薬品の安全使用のための業務手順書 　平成19年6月29日作成 　ＭＨホスピタル 第１章　総則 第２章　医薬品の採用に関する手順 第３章　医薬品の購入に関する手順 第４章　調剤室における医薬品の管理に関する手順 第５章　病棟?各部門への医薬品の供給に関する手順 第６章　外来患者への医薬品の使用に関する手順 第７章　在宅患者への医薬品の使用に関する手順 第８章　病棟における医薬品の管理に関する手順 第９章　入院患者への医薬品使用に関する手順 第１０章　医薬品情報の収集?管理?提供に関する手順 第１１章　他施設との連携に関する手順 第１２章　事故発生時の対応に関する手順 第１３章　教育?研修に関する手順 第１章　総則 １　目的 　　この医薬品の安全使用のための業務に関する手順書（以下「手順書」という。）は、平成18年6月に「良質な医療体制を提供する体制の確立を図るための医療法等の一部を改正する法律」（平成18年法律第84号）が成立し、平成19年4月より、病院、診療所、歯科診療所及び助産所の管理者には「医薬品?医療機器の安全使用、管理体制の整備」のための「医薬品の安全使用のための業務手順書」の作成が義務付けられた。この手順書の作成に当って、厚生労働省より「医薬品の安全使用のための業務手順書」作成マニュアル（平成18年度厚生労働科学研究　主任研究者　北沢式文）が提示され、それに基づいて作成したものある。 　　この手順書は、　ＭＨホスピタル　　が医薬品に係わる安全管理体制の確保を図ることを目的とし、定めたものである。 ２　手順書に定める事項 　　この手順書においては、次の事項についてその手順を定める。 　　（１）　医薬品の採用に関する手順 　　（２）　医薬品の購入に関する手順 　　（３）　調剤室における医薬品の管理に関する手順 　　（４）　病棟?各部門への医薬品の供給に関する手順 　　（５）　外来患者への医薬品の使用に関する手順 　　（６）　在宅患者への医薬品の使用に関する手順 　　（７）　病棟における医薬品の管理に関する手順 　　（８）　入院患者への医薬品使用に関する手順 　　（９）　医薬品情報の収集?管理?提供に関する手順 　　（１０）　手術室等各部門の医薬品の取扱いに関する手順 　　（１１）　他施設との連携に関する手順 　　（１２）　事故発生時の対応に関する手順 　　（１３）　教育?研修に関する手順 ３　組織体制 　　（１）　組織及び業務 　　?　医薬品の安全使用のための責任者（以下「医薬品安全管理責任者」という。）を配置する。 　　　医薬品安全管理責任者は、医薬品に関す　る十分な知識を有する常勤職員であり、医師（管理 　　　者との兼務は不可）、薬剤師、看護師のいずれかの資格を有する者でなければならない。 　　?　医薬品安全管理責任者は、病院等の管理者の指示の下に、次の掲げる業務を行うものとする。 　　　　　①　医薬品の安全使用のための業務に関する手順書の作成 　　　　　②　従業者に対する医薬品に安全使用のための研修の実施 　　　　　③　医薬品の業務手順書に基づく業務の実施 　　　　　④　医薬品の安全使用のために必要となる情報の収集その他の医薬品の安全確保を目的とし 　　　　　　　た改善のための方策の実施 　　?　医薬品安全管理責任者は、薬剤部長が当たる。 第２章　医薬品の採用 １　目的 　　当院で使用する医薬品は、医師の判断や診療各科の特徴に応じて決定されるべきものであるが、そ 　の採用に際しては、医薬品の安全性に加え、取り違え防止の観点からも検討が行われ、採用の可否 　が決定される必要がある。その手順を定めるものである。 ２　採用医薬品の決定 　　（１）　採用可否の検討?決定 　　　　①　薬剤の特性に関する検討 　　　　　　?　用法?用量、禁忌、相互作用、副作用、保管?管理上の注意、使用上の注意に関する問 　　　　　　　題等の医薬品添付文書を確認する事。 　　　　②　安全上の対策の必要性に関する検討 　　　　　　?　緊急安全情報（ドクターレター）、医薬品?医療機器等安全情報等の情報をもとに、安全使 　　　　　　　用の検討を行う。 　　（２）　取り間違え防止に関する検討 　　　　①　採用規格に関する検討 　　　　　　?　一成分一品目（一規格）を原則とし、採用医薬品は最低限とする。 　　　　　　?　同種同効薬との比較検討 　　　　　　?　一成分一品目（一規格）を原則に外れる場合の採用の可否と対応策の検討 　　　　②　名称類似品、外観類似品に関する検討（後発医薬品も含む） 　　　　　　?　名称類似品、外観類似品の採用の回避 　　　　　　?　包装や容器、薬剤本体（色調、形、識別記号等）の類似した既採用医薬品の有無の確認