日商3级讲座.DOC

 １ 　簿記とは　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【重要度Ｂ】 簿記とは??? お金やモノの出入りを会計帳簿に記録すること →　その結果を財務諸表にまとめて、利害関係者に報告する  ２ 　簿記の目的　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【重要度Ｂ】 【 財産保全目的 】 財産のあるべき残高が明確になる 【 経営管理目的 】 経営に役立てることができる 【 外部報告目的 】 会社の状況を 外部利害関係者に報告できる 簿記の目的は??? 経営の見える化  ３ 　簿記の種類　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【重要度Ａ】 【 単式簿記 】 10月30日に洋服を6,300円で買った お　小　遣　帳 月 日 摘　要 収　入 支　出 残　高 10 １ 前月繰越 2,400 2,400 ６ お小遣 10,000 12,400 10 書籍代 1,500 10,900 19 電車代 600 10,300 25 飲食代 1,200 9,100 30 洋服代 6,300 2,800 単式簿記は??? ①　簡単でわかりやすい ②　（基本的に）お金の出入りのみを記録 →　その原因は管理しない 複式簿記は??? ①　専門知識が必要 ②　お金の出入り以外も記録 ③　物事を複眼的にみる 【 複式簿記 】 簿記の種類 内　容 記録方法 誰が使っているのか 単式簿記 １つの取引を１つの側面から記録 →　『 結果 』のみ ルールはないので自由 家計、公会計 複式簿記 １つの取引を２つの側面から記録 →　『 原因 』と 『 結果 』 一定のルールがある 企業会計、公会計 簿記といえば??? 複式簿記 ４ 　書籍の紹介　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【重要度Ｃ】 『 東京革命 わが都政の回顧録 』 著者：石原慎太郎　出版社：幻冬舎　発売日：2015年6月25日 ＜著者紹介＞ 1932年（昭和7年）神戸市生まれ。一橋大学卒業。1956年（昭和31年）大学在学中に執筆した「太陽の季節」で芥川賞を受賞。1968年（昭和43年）に参議院議員に初当選。1999年（平成11年）より東京都知事に就任し、2012年（平成24年）まで4選を果たす。その後、国政に復帰するが、2014年（平成26年）に政界引退。 （以下、上記書籍より引用） 第五章　私がやった最も重要な改革 　知事に就任してから、都庁のなかで知事から主唱して新しいことをやり遂げたつもりですが、私がやった最も重要な改革は、財政再建のために従来の都庁の会計制度を、単式簿記から複式簿記に一変させたことだと思います。 ―　中略　― 　私が「財政再建の端緒としてまずバランスシートを作り、その上で会計制度を変えて税金の無駄遣いを排す」と言い出した時は、これに対して都庁のなかでも官僚的な反発や反論がありました。 　なかには、バランスシートが機能すれば財政再建の大きな機運になるのではないかという期待の声もありましたが、極めて少数で、大半は批判的なものでした。 　「バランスシートを導入したからといって何が変わるわけではない」 　「手間が増えて仕事の効率が下がるばかりではないか」 　「そもそも官公庁は官庁会計と決まっているのだし、民間企業は企業会計と決まっている。それぞれ役割が違うのだから、会計制度も違っていいはずだ」 　「利益を求めない官公庁が、企業会計にして何のメリットがあるのか」 ―　中略　― 　そういう苦労の末、一億円以上のお金と三年あまりの歳月をかけて、東京から発した新しい地方自治体の発生主義の複式簿記が完成しました。 ―　中略　― 　そしてその効果を見込んで、大阪府知事になった橋本徹君も、是非その会計制度を大阪も踏襲して活用したいということで、その仕組みを大阪府に無償で提供しました。 　現在は名古屋や新潟県、東京都下でも町田市という大きな自治体が東京方式を利用し、複式簿記?発生主義で運営してその自治体の財政が合理化され、無駄をなくし、黒字に転換してきた事例が出てきているようです。 １ 　会計帳簿の流れ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【重要度Ｓ】 ２ 　簿記上の取引　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【重要度Ｂ】 会計帳簿への記録が 必要なのは???　 お金やモノが増減したとき  ３ 　勘定　－Part１－　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【重要度Ａ】 勘定は??? お金やモノの増減を記