汉方频用处方解说桂枝汤平﨑能郎
2012 年 8 月 8 日放送
漢方頻用処方解説 桂枝湯
千葉大学大学院 医学研究院 和漢診療学講座 平﨑 能郎
今回は桂枝湯について、お話をさせて頂きます。
1 桂枝湯の主な効能
桂枝湯の主な効能は、風邪や急性熱性疾患の初期、脈が浮いていて自汗傾向があり、寒
気を伴う場合に使います。
2 処方の出典・由来
およそ西暦200年頃に、張仲景という名医の書いたとされる『傷寒論』が出典で、君薬で
ある桂枝から名前を取って桂枝湯と名付けられました。また、陽の始まりという意味で、
陽旦湯という別名もあります。
3 構成生薬の漢方的解説
この桂枝湯を構成する生薬は、原典の『傷寒論』には、桂枝、芍藥、甘草、生姜、大棗
と記載されています。
まず、君薬の桂皮ですが、クスノキ科の常緑高木のケイ、Cinnamomum cassiaの若い枝
のことを指しますが、現代の日本では、実際の臨床では精油成分の含有量の多いケイの樹
皮である桂皮を使っていることが多いです。これは早くは『神農本草経』で牡桂と書かれ
ている生薬で、「味辛温、無毒。上気咳逆、結気、喉痺、吐嘔を治し、関節を利し、中を補
い気を益す」と記載され、気逆や咳嗽、咽のつまり、嘔吐、関節病、気虚を治す生薬であ
るとのことです。
この桂枝には気を発散させて末梢に巡らす作用、正常な経路の気を引き上げる作用があ
り、生体の上の方向や外方向に薬効が働く作用があります。一般に桂枝湯における陽の役
割をこの桂皮が担っていると言えます。
次に臣薬である芍薬ですが、ボタン科の多年草、芍薬の根を乾燥したものです。やはり
『神農本草経』に収載された生薬で、「邪気腹痛を治し、血痺を除き、堅積寒熱疝瘕を破り、
痛みを止め、小便を利し、気を益す」と記載されています。一般に補血薬、補陰薬として
知られています。この芍薬の薬性は薬効を生体の下方や内方に向ける働きがあります。桂
枝湯においては、桂枝が陽の働きをしているのに対し、芍薬は陰の働きをしていると言え
ます。この桂枝の陽の働きと芍薬の陰の働きが、まさしく車でいうところのアクセルとブ
レーキのようになって、桂枝湯が多種多様な病態において多面的な薬能を発揮する原動力
となります。
佐使薬である甘草・大棗・生姜はいわば胃薬であって、桂枝と芍薬がうまく働くのを補
助しています。
4 古医書における記載
まずは原典の『傷寒論』での記載です。太陽病上篇に、「太陽中風、陽浮にして陰弱、
陽浮なるは、熱自ら發し、陰弱なるは、汗自ら出ず。嗇嗇として惡寒し、淅淅として惡風
し、翕翕として發熱し、鼻鳴して乾嘔するは、桂枝湯之を主る」と記載されています。
この条文は感染症の初起において桂枝湯を用いる根拠となっています。また服用後には
熱くて薄いお粥を食べて、桂枝湯の温熱性の薬力を助け、またまわりを温かくして、肌が
しっとりと軽く汗ばむようにするとよい、というような指示も書かれています。
次に同じ上篇に、「太陽病之を下して後、その気上衝する者は桂枝湯をあたふべし」と
の記載があります。これは所謂、気逆という病態でこの桂枝湯を用いることを示していま
す。頭痛に桂枝湯や桂枝含有方剤が使われるのは、この条文が根拠となっています。桂枝
は正常な経路で気を上の方向に引き上げる事が一般的に知られていますが、同時に異常な
経路で上衝して来た気逆を治すという、一件相反する作用があることをわれわれは文献的
に考察した事があります。
3つ目の代表的な条文ですが、太陽病中篇には、「病常に自汗出ずる者は此れ榮氣和すと
為し、榮氣和する者は外はととのわず、衞氣は、榮氣と供に諧和せざるを以ての故に爾り。
榮は脉中をめぐり、衞は脉外をめぐるをもってす。復た其汗を発し、榮衞和すれば則ち愈
ゆ、桂枝湯によろし」と記載されています。この条文に代表される病態の事を営衛不和証
と言います。脈外を行く陽気である衛気と脈中を行く陰血である営気のバランスが崩れた
状態を指します。具体的には自汗傾向のある気虚の状態を指し、その他易感染、不眠、水
腫、麻痺などの様々な病態でこの営衛不和証がみられます。桂枝湯やその類方である小建
中湯や黄耆建中湯が、小児の虚弱体質や大人の
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