村上春树作品中的普鲁斯特——以《1Q84》为中心-日语语言文学专业论文.docx

将时间分为“物理时间”和“心理时间”。其所谓“物理时间”，即我们一般在现实生活 中视为单向线性的、匀速流动的时间，它一去不复返。而心理时间则为不可分割 、前后 渗透，可以在内在生命中自由穿梭的时间。普鲁斯特在《追忆似水年华》中不仅展现了 物理时间对生命的侵蚀，更强调了心理时间使人的自我走向永恒的作用。正如其时间观 念所表明的那样，时间的共时性和历时性可以并行不悖。在《1Q84》中，女主人公青豆 借用《追忆似水年华》的有关内容对时间的性质进行了讨论，而男主人公天吾则与深田 绘理子讨论了关于时间观念的各种问题。本稿结合奥古斯丁等哲学家的时间观念，对该 小说中男女主人公有关时间的讨论进行了分析，并指出村上春树笔下的小说人物关于时 间问题的讨论，实际上涉及时间观念史上的许多重要观念。本稿结合普鲁斯特和村上春 树两位作家所处年代的时代特征，探讨了他们在其各自的文学作品中如此重视时间问题 的原因，同时探讨了村上春树对机械论自然观宇宙钟表隐喻--这种自然观认为世间一切 都是按照因果规律运转的，可被人们精确地预知、预言--的态度。 最后，本稿考察了普鲁斯特与村上春树小说中所见有关记忆的问题。指出《追忆似 水年华》中普鲁斯特以无意识记忆来找回失去的时间和自我，而村上春树笔下的小说人 物则通过记忆来寻找被时间和睡眠等切割成断片的各个自我，进而确认其自我同一性。 在《追忆似水年华》中，普鲁斯特将记忆分为有意记忆与无意识记忆两类。而在《1Q84》 中，村上春树则将记忆视为连接不同时间碎片中自我的纽带，并通过小说人物对自己记 忆真实性的核实与对失忆现象的反思，表现了该作家对记忆问题的重视和对自我同一性 问题的关注。本稿认为虽然普鲁斯特与村上春树所依据的理论不同，但在通过记忆来确 认自我同一性这一点上却是一致的。 如上所述，本稿考察了出现在村上春树文学作品中的普鲁斯特及其作品，并对其形 成原因进行了深入考察。本稿具体地对两者作品中的时间和记忆问题进行了深入分析和 比较，并在此基础上考察了村上春树作品中的部分主题。本稿认为步入技术时代的人们， 在追求更加快速、更加便捷的生活的同时，其生活本身却完全为社会物理时间所控制， 并使自己沦为这种时间的奴隶。生活在机械决定论的世界中的人们，一切都受制于某种 自然规律，只能在焦虑、虚无与孤独中通过记忆来找回美好的过去与自我，并据此确认 自身的存在，感受自我的连续性。 ［关键词］村上春树 普鲁斯特 时间 记忆 追忆似水年华 1Q84 ［分类号］I313.065 要 旨 「この時代のカフカ」と言われている村上春樹は日本の現代文壇の代表作家の一人 である。1979 年に彼は処女作である『風の歌を聴け』によって群像新人文学賞を受賞 し、後に相次いで『羊をめぐる冒険』、『世界の終わりとハードボイルドワンダーラン ド』、『ノルウェーの森』、『海辺のカフカ』と『1Q84』などの作品を発表した。しかも それで「野間文芸新人賞」、「谷崎潤一郎賞」、「読売文学賞」などを受賞した。『ノルウ ェーの森』を代表としている村上春樹の諸小説は、想像力に富んで、人間の言えない いろいろな気持ちとグローバル化の時代における人類の生存境遇を表したので、頻り にベストセラーになり、「村上春樹ブーム」という現象が起こった。 村上春樹はその小説に自然科学、人文科学と人間科学などいろいろな分野に亘り、 人類の生存と社会関係などの諸現象と苦境についての問い詰めと反省を表しただけで はなく、同時にチェーホフ、プルースト、ドストエフスキーなど有名な作家に言及し た。プルーストは村上春樹の四篇の小説に登場し、特に『1Q84』において、プルース トの代表作である『失われた時を求めて』についての議論が見られる。周知の通り、 プルーストは 20 世紀に世界文学史上の最も偉大な作家の一人である。まさに彼の時間 と記憶を为題としている『失われた時を求めて』という小説のタイトルが示すように、 この小説は物理時間の流れにつれて、すべてが不可逆的に消え去っていくが、我々が 心理時間において過去の美しさと真の自我を探し出し、自我の存在を確かめることを はっきり示した。したがって、村上春樹の作品におけるプルーストとその小説の登場 の原因を探究し、両者の作品にともに関わったモチーフと内容を深く分析し、村上春 樹の小説人物の生きている立場及びその内なる世界を考察することは、村上春樹の関 係小説のモチーフを探究することとその小説を全面的に解読することにとって必要で あり、ずいぶん重要でもある。 本稿では、まずプルーストとその小説は村上春樹の文学作品において登場する幾つ かのパターンを詳しく考察する。これらのパターンを二種類に分ける。プルーストが 作家として、村上春樹の作品に登場