化学ⅠB学习指导案.DOC

化学ⅠB　学習指導案 　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　 学校名：沖縄県立北中城高等学校 　　　　　　　　　　　　 対象クラス：2年1、2組　在籍28名(男子13名　女子15名) 実施時間：11月27日(火)　2校時 １．単元名　　第３編　物質の変化　第3章　酸化還元反応 単元設定の理由 教材観 人間は酸化的雰囲気の中で生活しており、その影響を大きく受けている。われわれの体内でも酸化還元反応により生じるエネルギーを利用しており、また、日常生活との結びつきの強い、酸化剤?還元剤による殺菌作用、漂白作用、電池、電解工業(アルミニウムの融解塩電解)など酸化還元反応は多種多様な形でわれわれの身の周りに存在する。これらの現象の化学的視点による理解は、化学に対する興味?関心を発展向上させるうえで有益であり、酸化?還元は化学変化、現象を捉える有用な教材である。 （２）生徒観 本時対象クラスは、２年の１、２組(男子13名、女子15名)である。文理系クラスである。非常に元気で活発であり、積極的に発言してくれる子が多いので、授業としては行いやすいが、抽象的な概念の理解や計算問題に対して苦手意識を持った生徒が多い。 （３）指導観 数多くの酸化還元反応が身の周りに起こっており、今回の単元では酸化還元反応が酸素のやり取りであること、水素のやり取りであること、電子のやり取りであることを、実験、その解説などを通じて体験?理解させる。また、日常生活との結びつきの強い、酸化剤?還元剤による殺菌作用、漂白作用、電池、電解工業(アルミニウムの融解塩電解)など化学の目による理解を通して、化学に対する興味?関心を発展向上させる。 単元の目標 酸素、水素の授受による酸化還元反応について理解させる。 酸化還元同時性について理解させる。 電子の授受による酸化還元反応について理解させる。 酸化数の有意性とその決め方について理解させ、酸化数の増減と酸化還元反応の関係について理解させる。 酸化剤?還元剤の定義及びその具体的な反応について理解させる。 酸化剤、還元剤から酸化還元反応を作る方法を理解させる。 単元の指導計画 第３編　物質の状態 　　　　第３章　酸化還元反応（６時間） 　　　　　１．酸化?還元　　　　　　　　　　　　　　　（３時間）???本時1時間目 　　　　　２．酸化剤?還元剤　　　　　　　　　　　　　（３時間） ５．本時の指導展開 （１）本時の主題　酸化と還元 （２）本時の指導目標 酸化還元反応を観察?実験を通して体験?確認させ、酸化?還元を『酸素、水素、電子の授受』により定義づけられることを理解させる。 （３）本時の目標行動(G) 　　　　酸化?還元の定義を用いて、酸化還元反応式中の反応物について酸化あるいは還元された物質を分類できる。 （４）下位目標行動 　　　　①酸素、水素の授受が伴わない反応でも電子の授受により酸化還元反応を説明できる ②電子の授受による酸化還元反応の定義を用いて、反応式を使って酸化還元反応を説明できる。 ③水素の授受による酸化還元反応の定義を用いて、反応式を使って酸化還元反応を説明できる。 ④酸素の授受による酸化還元反応の定義を用いて、反応式を使って酸化還元反応を説明できる。 ⑤酸化還元の同時性について説明できる。 ⑥銅線を加熱した後、試験管中の水素に通したときの銅線の色の変化及び試験管の内壁に水滴が生じていることを指摘できる。 ⑦実験を安全にかつ正確な手順で進めることができる。 ⑧R 酸素と化合して酸化物になる変化が酸化反応で、酸化物が酸素を失う変化が還元反応であるといえる。 形成関係図 　　 　G　←　①　←　②←　⑤　←　⑥　←　⑦　←　⑧R　　 　　 ③ ④ （５）準備物 　　　授業用プリント、教科書、試験管、水素ボンベ、試験管ばさみ、銅線、ガスバーナー、マッチ、硫化鉄(Ⅱ)、サラシ粉 （６） 　　注；フローチャートの記号は次のとおり 　　　　端子　　　　　　　判断　　　　　　教師の活動　　　　　　生徒の活動 　　　 補助操作　　　　結合子 時間 学習の流れ 教師の働きかけ 生徒の活動 備考 導入 １０分 展開Ⅰ ２０分 展開Ⅱ １０分 まとめ １０分 １　　はじめに ２　　出席確認 ３　　　発問 ４　　　発表 　　　 　 a a ５　　　発問 ６　　　発表 　　　　　　　補説　 ７　　理解したか 　 　No Yes ８　　　発問 ９　　　発表 　　　　　　　補説　 １０　理解したか