户田土地利用调整方针概要版.DOCVIP

戸田市土地利用調整方針 概要版 （案） 　策定の趣旨　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 本市では、平成24年11月に都市計画法に基づく市の都市計画に関する基本的な方針として第２次戸田市都市マスタープラン（以下「都市マスタープラン」といいます。）を策定し「人と環境にやさしい　水と緑豊かな美しい文化?産業?公園都市」を将来の都市づくりの目標として取り組んでいます。 都市づくりを進める中、土地利用については、都市マスタープランに示す土地利用方針に従い、適切な土地利用の実現を図っていますが、大規模工場跡地における集合住宅の建設等の土地利用の混在に起因する諸問題については、解決する仕組みが確立されていません。このことについては、都市マスタープラン第６章の実現化の方策において「住宅地と工業地、住宅地と商業地とが混在するエリアでの土地利用転換にあたっては、土地利用を誘導するための土地利用調整システムについて検討する」こととなっています。 これを受け、土地利用が混在するエリアにおける課題に対応するには、土地利用を適切に誘導?調整するための基本的な考え方を整理し、用途地域をはじめとした既存の土地利用制度、市独自の制度等を、土地利用の現況や動向、地区の特性等に応じて効果的に組み合わせることが必要となっています。また、これらを運用するには、住民、事業者、市の協働で取り組むことも併せて必要となっています。 そこで、本市では、土地利用を適切に誘導?調整するための基本方針を「土地利用調整方針」と定義し、策定します。なお、この方針は、土地利用の転換によって特に土地利用が混在するおそれがある工業系用途地域（都市計画法に基づく工業地域、準工業地域）を主な対象とします。 　位置づけ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 本方針は、土地利用を適切に誘導?調整するための基本方針となるものであり、都市マスタープランを踏まえ、各種関連計画との整合を図り定めます。また、今後本方針に基づき、個別地区での具体的な取組を進めるとともに、本方針の実現化に向けた方策を検討します。 第２次戸田市都市マスタープラン 第２次戸田市都市マスタープラン 戸田市第４次総合振興計画 戸田市立地適正化計画 （策定予定） 踏まえる 即す 個別地区での具体的な取組 実現化方策 戸田市土地利用調整方針 整合 各種 関連計画 整合 1　戸田市土地利用調整方針　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 1 （１）戸田市土地利用調整方針の定義 戸田市の土地利用を適切に誘導?調整するための基本方針 （２）基本的な考え方 本市は、東京都に隣接し広域的な道路交通網や鉄道が充実した交通利便性の高い都市です。市内には都市計画法に基づく用途地域の約４割が工業系用途地域（準工業地域?工業地域）に指定されており、印刷製本関連産業、製造業、運輸業等をはじめとした多くの事業所が操業していますが、利便性の高さから住宅需要が高くなっています。このような現況を踏まえ、都市マスタープランには、将来の都市構造、土地利用方針等が定められており、その実現のために都市計画には、都市計画法に基づく基本的な土地利用の方向を定める区域区分や用途地域が定められています。 用途地域は、土地利用の方向を12種類の地域(ゾーン)として区分けし地域指定をできますが、本市では9種類の地域として指定しています。用途地域は、大きな地域としての指定であるため、地区ごとの特性を活かしたまちの実現のためには、地区環境に根差したまちづくりを進めることが必要となっていますが、特に工業系用途地域の指定されている地区では、住居系の土地利用が増加したことにより混在が見られ、工業環境や住環境の維持?保全に課題が生じており、地区によってはまちづくりの方向性も含め、調整が必要な地区も見受けられます。 また、地区の実情に応じた土地利用を誘導?調整するための既存の土地利用制度として、特別用途地区などの地域地区や地権者等の意見を反映し、きめ細やかな土地利用を誘導する手法として地区計画等がありますが、十分な活用が図られていません。 さらに、近年これまでの人口増加の時代から人口減少へと転じる中で、平成26年には市街地の拡大や都市機能の拡散を抑制し、人口や都市機能を集約化することで持続可能な都市経営を実現することを目的として、立地適正化計画制度等の新たな土地利用制度が整備されました。 こうような中で、都市マスタープランの将来の都市づくり目標を実現して行くためには、土地利用の現状や動向、適用されている土地利用制度を踏まえつつ、必要な各種土地利用制度を効果的に組み合わせて活用し、将来における土地利用の適切な誘導?調整を図り、良好な市街地の形成と合理的な土