2-会计検査院.PDF

検査の結果　― 43― §　2 検査結果の大要 章 Ⅱ 第 1　検査報告掲記事項の概況 平成29年度決算検査報告に掲記した事項等の総件数 は374件で、このうち、適切とは認められな （注1） い事態の記述（指摘事項）は359件、これに対する指摘金額 の合計額は1156億9880万円 となってい （注2） る（このほかに問題があるとして取り上げた事態に係る背景金額 がある｡）。上記374件の内訳を 事項等別に示したものが図表Ⅱ-1である。 図表 Ⅱ-1　事項等別検査結果 事　　項　　等 件数 指摘金額 件 円 注⑴ ・不当事項 292 75億5409万 注⑵ 注⑺ ・意見を表示し又は処置を要求した事項 28 88億8487万 ・ 本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項注⑶ 39注⑺ 992億8338万 指摘事項　計 359 1156億9880万注⑻ 注⑷ ・国会及び内閣に対する報告（随時報告） 7 注⑸ ・国会からの検査要請事項に関する報告 3 注⑹ ・特定検査対象に関する検査状況 5 合　　　計 374 注⑴　不当事項　　検査の結果、法律、政令若しくは予算に違反し又は不当と認めた事項 注⑵　意見 を表示し又は処置を要求した事項　　会計検査院法第34条又は第36条の規定により関係大臣等に対して意見を表示し又 は処置を要求した事項 注⑶　本院 の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項　　本院が検査において指摘したところ当局において改善の処置 を講じた事項 注⑷　国会及び内閣に対する報告（随時報告）　　会計検査院法第30条の2の規定により国会及び内閣に報告した事項 注⑸　国会 からの検査要請事項に関する報告　　国会法第105条の規定による会計検査の要請を受けて検査した事項について会計 検査院法第30条の3の規定により国会に報告した検査の結果 注⑹　特定 検査対象に関する検査状況　　本院の検査業務のうち、検査報告に掲記する必要があると認めた特定の検査対象に関す る検査の状況 注⑺　「意見を表示し又は処置を要求した事項」及び「本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項」には、複数の事態 について取り上げているため指摘金額と背景金額の両方があるものが計8件ある。 注⑻　「不当事項」と「意見を表示し又は処置を要求した事項」の両方で取り上げているもの及び「不当事項」と「本院の指摘に基づき 当局において改善の処置を