配管维持规格-石油学会.PDF

JPI-8S-1-2012 （追補-2012） （2012 年 11 月 27 日追補） 配 管 維 持 規 格 （2012 年 11 月 27 日追補） この追補は、平成24 年 8 月 22 日に改訂された“配管維持規格”2012 年版の追補である。したがっ て、今後、JPI-8S-1-2012 とは、この追補も含むものとする。 なお、この追補は、石油学会ホームページ上で、該当箇所のみを示す。2012 年 11 月 27 日の追補は 次の 9 箇所（赤字＋囲み部）である。 JPI-8S-1-2012 の該当頁：12 頁（管理番号 8S-1-2012 追補 01）…………………………………… 2 JPI-8S-1-2012 の該当頁：15 頁（管理番号 8S-1-2012 追補 02）…………………………………… 3 JPI-8S-1-2012 の該当頁：17 頁（管理番号 8S-1-2012 追補 03）…………………………………… 4 JPI-8S-1-2012 の該当頁：18 頁（管理番号 8S-1-2012 追補 04）…………………………………… 5 JPI-8S-1-2012 の該当頁：19 頁（管理番号 8S-1-2012 追補 05）…………………………………… 6 JPI-8S-1-2012 の該当頁：20 頁（管理番号 8S-1-2012 追補 06）…………………………………… 7 JPI-8S-1-2012 の該当頁：45 頁（管理番号 8S-1-2012 追補 07）…………………………………… 8 JPI-8S-1-2012 の該当頁：46 頁（管理番号 8S-1-2012 追補 08）……………………………………10 JPI-8S-1-2012 の該当頁：48 頁（管理番号 8S-1-2012 追補 09）……………………………………12 1 JPI-8S-1-2012 （追補-2012） （2012 年 11 月 27 日追補） JPI-8S-1-2012 の該当頁：12 頁（管理番号 8S-1-2012 追補 01） 5.1.1 検査箇所の選定 a）配管系内面の腐食･エロージョン 1）腐食・エロージョンの種類 ―高温硫化物腐食 高温硫化物腐食は、高温状態にて主に硫化水素が鋼と直接化学反応を起し硫 化鉄を生ずる腐食であり、蒸留、脱硫、分解装置の張込み系、反応系の高温部などに発生する。 水素化脱硫装置の反応系では、水素が投入される上流側に発生する。検査点の選定に際しては、 一般的に流体温度が高いほど腐食速度が大きくなるが、フランジ部近傍では放熱による温度低 （事例３０） 下が生じ腐食速度が低下するため、実際の温度に留意することが必要である 。流速が大 きいと硫化鉄皮膜が剥離し、エロージョンコロージョンが発生する。また、高温硫化物腐食の 発生の可能性がある常圧蒸留装置オーバーフラッシュ配管、減圧蒸留装置スロップワックス抜 出し配管などの水平配管では、流量計のオリフィスプレートの上下流やポンプ出口下流で気液 分離が起り、硫化水素が配管上部に滞留し、腐食が発生した事例もあるので、腐食性ガスの