4.生物分布
1)概要
神於山一帯は、伐採、耕作などの人為との関わりを受けながら多様な植生環境が維持
されてきた。このため、二次林や二次的草地を主体とする植生環境からなっており、一
帯に生育・生息する動植物は里山にごく普通にみられるものが多いとされている。
しかし、神於山に隣接する意賀美神社の境内林は、大阪府の自然環境保全地域、緑の
百選や市指定の天然記念物に指定されており、カギカズラ、スズサイコなどの貴重な植
物が生育している。また、山直神社の社叢林も市指定の天然記念物に指定されており、
自然性の高い樹林が神於山周辺の社寺でわずかながらに残存している。
神於山一帯に生育する植物は、山地性の植物を中心として周年を通して 500 種にもの
ぼり、これらの植生環境を「ねぐら」や「えさ場」とする動物の生息環境を十分に備え
ている。そして、哺乳類ではモグラ、ネズミ類が、両生類ではアマガエルやヌマガエル
がみられるほか、鳥類では年間を通じて71 種が確認され、確認種の中にはハチクマ、ハ
イタカ、ノスリなどの猛禽類なども含まれている。また、身近に見られる昆虫も多く確
認できるなど、神於山にはこれらの動植物が生育・生息できる環境いわゆる里山として
の生物多様性がかろうじて維持されているといえる
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