平成29事业概要PDF1311KB-千叶県.PDF

平成 29 年度 千葉県高滝ダム管理事務所 目 次 １ はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ １ ２ 事務所の組織 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ２ （１）組織図 （２）職員構成 （３）所掌事務 ３ 予算の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ３ ４ 平成 ２９年度の主な事業 ・・・・・・・・・・・・・・ ３ ５ 流域の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ４ ６ 高滝ダムの役割 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ５ （１）建設の経緯 （２）ダムの 目的 （３）ダムの管理 ７ ダム及び貯水池諸元 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ８ （１）位置及び形式の選定 （２）ダム諸元 （３）貯水池諸元 （４）放流設備 （５）観測、通信設備 （６）放流警報設備 （７）水質保全等設備 （８）その他設備 （貯水池内） （９）その他設備 （流入河川） ８ 資 料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ １０ （１）主な出水記録 （２）流域平均雨量表 （３）警報局等位置図 （４）高滝湖畔公園位置図 １ は じめに （事務所の沿革） 二級河川養 老川 は、蛇行を繰 り返し、過去 に幾度 となく氾濫 しており、昭和 ３６年 及び昭和４５年 には、大雨による洪水が流域 に甚大なる被害をもたらしました。 被害を防ぐための改修事業は、昭和初期 の沿岸 土地改良事業 による築堤工事や 断片的な災害復 旧工事など、部分的な改修工事のみにとどまっていました。 このため、養 老川流域 の住 民の生活安全を確保するための抜本 的改修 は、流域 住民の永年の悲願であると同時に、県をはじめ市原市の大きな課題として、養老川の 洪水調節のための本格的なダムの建設が望まれていました。 更に 日本経済の発展 にともない、京葉 工業地帯の 中核である養老川 下流域人 口 の急増、産業の発展 に伴う水需要の著しい増加 による都市用水確保のための水資源 開発も迫られていました。 そこで、洪水調節、水道用水の確保などを 目的とした多 目的ダム建設を主体とする 「養老川総合 開発事業」を計画立案し、昭和４５年４月に実施計画調査をスタートさせ、 昭和４ ７年４月 に本 事務所 の前進である 「養 老川総合 開発調査事務所 」を設置し、 ダム建設のための調査体制を整えました。 昭和４８年 １２月 、高滝ダム予定地の立入 り調査 に関して、地元住 民等 の理解 が 得られたことを受けて、昭和４９年４月から高滝ダム建設事業に着手することとなり、同 調査事務所を 「養老川総合 開発事務所」と改称しました。 その後、数次にわたる協議の結果、昭和５２年４月及び同年６月 に相次いで二つの 住 民 団体 と 「高滝ダ ム建設 事業 に関する協定書」が締結 され 、更 に協議 を重 ねて 昭和 ５４年 １２月 に 「用 地補 償 基 準額 」 が締 結 された こ と によ り、 １８０ｈ ａ の用 地 と 住家 １１０戸、非住家２１１棟 に及ぶ家屋補償等の取得業務を開始しました。 昭和 ５３年 ３月 には水源 地域対策特別措置法 に基づき、土地改良や道路整備 、 公民館等の施設整備 に係る 「高滝ダム周辺