火山灰-北海道电力.PDF

泊発電所３号機 降下火砕物（火山灰）による 設備影響評価について 補足説明資料 平成２５年１２月１９日 北海道電力株式会社 泊発電所３号機 降下火砕物（火山灰）による設備影響評価について 補足説明資料 平成２５年１２月１９日 北海道電力株式会社 目 次 １．評価対象設備の抽出 ２．降下火砕物の特徴と影響因子 ３．降下火砕物の影響評価 ４．泊発電所周辺の積雪について ５．換気空調系の概略系統図 ６．降下火砕物に緊急対策所への影響について ７．降下火砕物による平型フィルタの差圧計への影響について ８．電気盤および計装盤について ９．制御用空気圧縮機について １０．ディーゼル発電機吸気系統構造図について １１．降下火砕物による非常用ディーゼル発電機吸気フィルタへの影響について １２．粒径の大きな降下火砕物の原子炉補機冷却海水ポンプへの影響について １３．降下火砕物による化学的影響（腐食）に対する塗装対策について １４．非常用ディーゼル機関の影響評価補足（燃料の降下火砕物の進入） １５．重大事故対処設備などの除灰について １６．降下火砕物による開閉所の影響について １７．降下火砕物によるその他設備への影響について 1 １．評価対象設備の抽出（１／７） １．はじめに 「実用発電用原子炉及びその附属施設の位置、構造及び設備の基準に関する規則」（以下、「設置許可基準」という。）の第六条にお いては、 ①安全施設が、想定される自然現象においても安全機能を損なわないこと ②重要安全施設に、想定される自然現象により作用する衝撃及び設計基準事故時に生ずる応力を考慮すること。 ③安全施設が、安全性を損なわせる恐れのある人為事象においても安全機能を損なわないこと を求めている。 ここでは、降下火砕物に対する防護対象を選定した。 ２．降下火砕物からの防護対象設備 安全施設は、設置許可基準第二条において「設計基準対象施設のうち、安全機能を有するもの」とされており、設計基準対象施設は 、「発電用原子炉施設のうち、運転時の異常な過渡変化又は設計基準事故の発生を防止し、又はこれらの拡大を防止するために必要 となるもの」とされている。 また、設置許可基準の解釈において「重要安全施設」は「発電用軽水型原子炉施設の安全機能の重要度分類に関する審査指針」（ 以下、「重要度分類指針」という。）の自然現象に対する設計上の考慮に示されるものとされている。同指針はこれをクラス1及びクラス2 のうち、特に自然現象の影響を受けやすく、かつ、代替手段によってその機能の維持が困難であるか、又はその修復が著しく困難な構 築物、系統及び機器としている。 また、重要度分類指針では重要度の分類を以下としている。 分 類 定 義 PS-1 その損傷又は故障により発生する事象によって、(a)炉心に著しい損傷、又は(b)燃料の大量の破損 を引き起こすおそれのある 構築物、系統及び機器 1) 異常状態発生時に原子炉を緊急に停止し、残留熱を除去し、原子炉冷却材圧力バウンダリの加圧を防止し、敷地周辺公衆 MS-1 への過度の放射線の影響を防止する構築物、系統及び機器 2) 安全上必須なその他の構築物、系統及び機器 1) その損傷又は故障により発生する事象によって、炉心の著しい損傷又は燃料の大量の破損を直ちに引き起こすおそれはな いが、敷地外への過度の放射性物質の放出のおそれのある構築物、系統及び機器 PS-2 2) 通常運転時及び運転時の異常な過渡変化時に作動を要求されるものであって、その故障により、炉心冷却が損なわれる可