構造計算の基礎 ー構造力学の基本ー - 東京都市大学 情報基 ….pdfVIP

構造計算の基礎

ー構造力学の基本ー

東京都市大学

都市工学科教授皆川勝

目次

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１．構造力学とは

構造物とは何か，構造力学はなぜ必要か

構造力学におけるモデル化

２．力のつり合い，構造物を支える力

構造物を支える方法

力のつり合い，安定と不安定，静定と不静定

はりの反力

（土木と建築の用語の相違）

３．構造物には働く荷重と内部の力

断面力（または合応力，部材力）

はりの曲げモーメントとせん断力

曲げモーメント，せん断力，荷重の関係

目次

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４．材料特性，断面特性，曲げによる応力度

応力度ーひずみ関係と曲げ応力度分布

断面二次モーメントと曲げ応力度

はりの曲げによるせん断応力度

５．はりの曲げによる変形

６．移動荷重と影響線

７．設計演習にむけた構造力学のポイント

4構造物とは何か，構造力学はなぜ必要か

建設構造物とは何か

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荷重などの外的要因によ

り，内部に力を生じ，また

変形や変位を受け，基礎

である地盤すなわち大地

に力を伝えるために，野外

に自立するもの．

構造力学とは何か

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静力学（Statics）

•静止する物体の力学

動力学（Dynamics）

•運動する物体の力学

構造力学（StructuralMechanics）

•力学の構造物への応用．主に静力学．

なぜ構造力学が必要か？

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構造物のライフサイクル

•調査→計画→設計→施工→維持管理→更新・廃棄

設計とは

•考えられる限りの条件の下で生じる結果を予測し，最適な

構造形態（材料寸法配置）を決定する行為

設計の流れ

•荷重等条件設定→構造重量分布を仮定→安全な形態を

計算→構造重量は仮定と合致→変形・変位照査→完了

8構造力学におけるモデル化

問題を簡単にするモデル化

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構造物や構造物の形

•梁は，ある断面特性を持つ，1次元の棒とみなす

作用する荷重・支え方などの外的要因

•荷重は，集中荷重や等分布荷重などに

用いる材料の特性や変形・変位

•いくら荷重をかけても劣化しない，変形はわずか

構造部材の種類

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一次元二次元三次元

梁：長さが他の2方向に比べ大．板：厚さに比べ

固体

横方向の力．他の2方向の寸法が大．

柱：長さが他の2方向に比べ大．

殻

長さ方向の圧縮力．

梁ー柱：長さが他の2方向に

比べ大．両方向の力．

曲がり梁

ケーブル

構造物の種類

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柱，梁(曲がり梁）

ケーブル，柱，トラス

（棒），固体