精神保健福祉strong士strong国家試験今後方.pdfVIP

精神保健福祉士国家試験の

今後のあり方について

精神保健福祉士国家試験のあり方に関する検討会

目次

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はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１

１.国家試験に係る基本的な事項について

（１）出題の基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・２

（２）合格基準のあり方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・２

（３）試験問題の質の向上・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・３

（４）望ましい問題作成プロセス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・３

２.新カリキュラムに対応した国家試験のあり方について

（１）科目別出題範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・５

（２）科目別出題数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・５

（３）試験時間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・６

（４）科目別作問体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・６

（５）試験日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・６

別紙

参考資料

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はじめに

我が国の精神保健医療福祉については、平成１６年９月に決定した「精神保健医療福祉の改

革ビジョン」における「入院医療中心から地域生活中心へ」という基本的な方針に基づいて様々

な施策を推進しており、精神障害者の地域生活への移行及び地域生活の支援に係る施策の着

実な推進が求められている。

また、平成２２年１２月１０日に公布された『障がい者制度改革推進本部等における検討を踏ま

えて障害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係

法律の整備に関する法律』においては、障害者の地域生活への移行を一層進める観点から、

「地域相談支援」を新たに給付の対象とすることとしているが、精神保健福祉士法についても、精

神保健福祉士が、精神障害者の地域生活への移行及び地域生活の支援を担うことを明確にす

る観点からの改正が行われた。近年、拡がりをみせる精神保健福祉士の役割を踏まえ、精神保

健福祉の多様化する課題に対し、相談援助を担えるよう求められている。

こうした状況の下、精神保健福祉士の資質の向上を図るため、新しいカリキュラムについて

「精神保健福祉士の養成の在り方等に関する検討会」（座長：京極高宣国立社会保障・人口問

題研究所所長）において検討が重ねられ、平成２２年３月にとりまとめられた報告を基に、平成２

３年８月５日には、教育内容の充実や教育時間数の拡充を図る省令等の改正を行った。

この検討会においては、新カリキュラムに対応した精神保健福祉士国家試験（以下「新カリキ

ュラム試験」という。）が、平成２４年度（平成２５年１月実施予定）より行われることを見据え、

①国家試験に係る基本的な事項

②新カリキュラムに対応した国家試験のあり方

について議論を行った。精神保健福祉士が果たす役割がますます重要となっていく中で、

精神保健福祉分野の専門職として、必要な知識及び技術について適切に評価し、質の高い

人材を確保するため、次のとおり提言する。

この提言を踏まえ、平成２４年度の新カリキュラム試験に向け具体化を図るとともに、その後も

新カリキュラム試験の実施状況を評価・検証し、適切に見直しを行うことが望まれる。

平成２３年１１月１１日

精神保健福祉士国家試験のあり方に関する検討会

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１.国家試験に係る基本的な事項について

(１)出題の基本的な考え方

○精神保健福祉士国家試験の出題の難易度は、精神保健福祉士としての資格をどのように設

定するか、ということに繋がる。精神保健福祉士国家試験の出題の難易度は標準的である

べきであり、精神保健福祉士に必要とされる基本的な専門的知識や技術が網羅的に備わっ

ていることを確認するものであることが必要である。

○また、共通科目がある社会福祉士国家試験とは、両資格の独自性を踏まえつつ、ソーシャ

ルワーカーの国家資格