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下水道事業におけるバイオマス エネルギー利用の取組について 平成26年６月４日 国土交通省 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 下水道が有するバイオマス ○下水処理場で発生する下水汚泥（下水道バイオマス）は、安定的な都市型バイオマスであり、 約40億kWh/年（約110万世帯の年間消費電力量に相当）のエネルギーポテンシャルを有する。 ○一方、現時点では、約７割がバイオマスとして未利用であり、一層の利活用の推進が必要。 下水汚泥 下水汚泥のエネルギー利用 （2011年度） エネルギー利用 ○下水汚泥は以下の特性を有する再生可能エネルギー 汚泥燃料 ・人間生活に伴い必ず発生、量・質ともに安定 バイオガス 0.8% ・収集の必要がない集約型バイオマス 11.8% ・エネルギーの需要地である都市部において発生する 緑農地 利用 都市型バイオマス 10.1% ○成分に応じて適切な利活用が可能 バイオマス ○固形燃料化・ガス化等により、エネルギー利用が可能 として 未利用 下水汚泥中の固形物 77.3% 有機分 無機分 （総バイオマス量：185万トン） ８割 ２割 第３次社会資本整備重点計画（平成24年8月閣議決定） における目標と実績 エネルギー利用 緑農地利用 建設資材利用 平成22年度 → 平成28年度 ●下水道バイオガス ●肥料 ●セメント原料 ●下水汚泥固形燃料等 ●土壌改良材等 ●レンガ・骨材等 約13％ → 約29％ 1 バイオガスの利用例 ○下水汚泥の処理工程から生じるバイオガスは、発電、都市ガス原料、天然ガス自動車等への利用が可能。 下水処理場 天然ガス自動車への供給 ＜水処理施設＞ 下水 ＜精製ガス供給量＞ 最初沈殿池