弱電離プラズマの解析(lviii).pptVIP

* 弱電離気体プラズマの解析(LXXIII)大気圧パルス放電による液体中の難分解性有害化学物質の分解 (2)－バックグラウンドガスの影響－　 宮崎 泰至*　　金山 寛　　佐藤 孝紀　　伊藤 秀範 (室蘭工業大学) Studies on weakly ionized gas plasmas (LXXIII) Decomposition of low-degradable hazardous substances in aqueous solution using a pulsed discharge at atmospheric pressure (2) -Effects of background gas- Y. Miyazaki*, H. Kanayama, K. Satoh, H. Itoh (Muroran I.T.) MURORAN INSTITUTE OF TECHNOLOGY 平成19年電気学会 全国大会 平成19年3月15日(木)　　富山大学 五福キャンパス 　 放電化学?排ガス処理(Ⅰ) 背景－促進酸化法　　 様々な方法で発生させた酸化剤(OH, O3等)によって，水溶液中の有害有機化学物質を分解する方法 　オゾン酸化　 　 光触媒酸化　　　 難分解性化学物質による水質汚染 (ダイオキシン類，PCB…) 促進酸化法による汚染水の浄化 促進酸化法[1] [1] W F L M Hoben et al, Plasma Sources Sci. Technol., 9, pp.361 (2000) [2] Bing Sun et al, J.Phys. D:Appl. Phys.32, pp.1908(1999) [3] 秋山, ohmsha(2003) : “高電圧パルスパワー工学”, MURORAN INSTITUTE OF TECHNOLOGY 　高エネルギー電子によってO3，O，H2O2，OH等の酸化剤が効率よく生成される　　　 　高エネルギー電子による有機化合物の直接分解反応　　　 高電圧パルス放電[2][3] 　湿式酸化 　　 　パルス放電　　 背景－パルス放電　　 水上で放電を発生させた場合OH，O，O3，H2O2等の分解に寄与する様々な活性な種が生成される[1]　　　　　　　 N2 ,O2を含む大気中において水上でパルス放電を発生させると効果的な分解が期待できる　　 MURORAN INSTITUTE OF TECHNOLOGY 最近の報告では…… [1] Petr Lukes　et al, J. Phys. D:Appl. Phys., Vol.38, pp.409 (2005) [2] W F L M Hoben et al, Plasma Sources Sci. Technol., 9, pp.361 (2000) [3] 金 他 : 電気学会全国大会講演論文集, 068, 85 (2006) 水蒸気を含む気相中で放電を発生させると，酸化ポテンシャルの高いOHが生成される[1][2]　　　 準安定励起状態の窒素分子（ N2(A) ）はOHを生成し，分解に寄与する[2][3]　　　 H2O + e → OH + H 　 N2(A) + H2O → OH + N2 + H 水上でパルス放電を発生させ，さらにバックグラウンドガスの湿度およびガス組成を変化させ，その影響を調査した　　 本研究の目的　　 パルス放電による水溶液中の難分解性化学物質の分解処理　　　 目的 フェノール　 ベンゼン環を有する　 低濃度において人体への影響が少ない　 →安全性の配慮 　　 本報告　 モデル汚染水としてフェノール水溶液の分解特性を調査　　 MURORAN INSTITUTE OF TECHNOLOGY [1]H.Yasui et al, Proceedings of the XIII International Conference on Gas Discharges and their Applications, Vol.2, pp.692(2000) ダイオキシン，様々なVOC 　 難分解性化学物質 構造にベンゼン環を含む マクセレック(株)製 LS40-10R1　 Vmax=±40kV Imax=±10mA 100ｐF/m 50m 5ｎF　　 5D2V(フジクラ(株)製) 1GS/s 1msec/div 横河電機(株)製 DL1620 ギャップ長 1mm 回転数 20pps　　 ギャップ長 4mm 針対平板電極 10kΩ×100　　 17Wセメント抵抗，　　　　　　　　　　　　　Meggit