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潜水船本望 目次 潜水船の仕組み 潜水船の構造 潜水船の種類と発達 潜水船って? 耐圧構造をした潜水可能な船のこと。 軍艦として使われる大型潜水船?潜水艦 小型の軍用潜水船?潜水艇 潜水船の潜行?浮上 船の重量を変化させて行う。 潜行 ①メインバラストタンクへ、フラッドホールから海水を注入 ②ベント弁から空気を逃がす 浮上 ①圧縮空気によりメインバラストタンクから海水を押し出す 潜水船の潜行?浮上 補助タンク???船の重量変化の調整を行う トリムタンク???バランスをとる 重量の管理が潜水船にはとても重要! 物資の重量や乗員の重さを厳密に計測 消費した物資の分だけバラスト水を調整 潜水船の構造 単殻式   →速力重視の小型船 複殻式   →航続距離重視の大型船 半殻式(部分複殻式)   →上記二つの間に位置する構造。 中型船や原子力潜水艦など。 単殻式潜水船 耐圧殻が船形を作っている。 バラストタンクが耐圧殻の内バージョンと外バージョンがある。 バラストタンクが比較的小さい。?予備浮力も小さい。 予備浮力が小さいと水上航行時に水上に出ている船の部分が少ないので、復元力が小さく耐波性に劣る。 複殻式潜水船 内殻(耐圧殻)の外側に外殻がありその間をバラストタンクなどの装備に当てている。 燃料やペイロード搭載スペースも大きく取れるので航続距離も大きく、バラストタンクも大きくできるために予備浮力も大きい。 最近の複殻式は水中航行に理想的とされる涙滴型船形を持つ。 半殻式潜水船 耐圧殻の外側を部分的に外殻で覆ったもの。 複殻式よりも能力は多少劣るがコストがかからず製作が簡単という利点がある。 原子力潜水艦は直径が一様ではないので、細くなっている部分を外殻で覆ってバラストタンクに当て予備浮力を確保し、水中航行に理想的な涙滴型にしている。 推進装置 第二次大戦まではディーゼルエンジンと発電機、蓄電池の組み合わせが主流。 今日も、原子力潜水艦はアメリカ?イギリス?フランス?ロシア?中国のみ保有が確認。 軍事目的以外の潜水船は、ディーゼルエンジンを利用(アメリカのNR-1は例外) 通常動力型潜水船 水上航行時にディーゼルエンジンで発電機を動かし、蓄電池を充電。 潜行時はディーゼルエンジンが利用できない?空気がないから。 充電の為に浮上が必要?『可潜艦』 戦時中のシュノーケル開発 静粛性、コスト、安全面から、今日も数多く開発 原子力潜水艦 空気を必要としないため、長時間の連続潜行可能?実際は二ヶ月程度の潜行が限界 乗員の酸素も、海水の電気分解で得る 高速回転の蒸気タービンで低速のスクリューを回す?減速ギヤが騒音の原因 一度発電機を介在させるターボ?エレクトリック方式の採用?現在はフランスのみ 潜水船の種類 ①軍事用(潜水艦) ②遊覧用 ③有人調査船 ④無人調査船 潜水艦の発達(初期) デビット?ブッシュネル「タートル号」  (1776年、アメリカ独立戦争) ロバート?フルトン「ノーチラス号」  (1797年、ナポレオンの支援で作成、後にフランス軍で不採用。蒸気機関を実用) 「アリゲーター号」(アメリカ海軍最初の潜水艦) 南北戦争(1863年)    北は「ハンレー」(人力)、南は「デビット」(蒸気) アメリカ海軍の懸賞金付き潜水艦公募(1893年) 潜水艦の発達(現在) 原子力潜水艦   ?1955年、米軍のノーチラス号 深海救難艇 (Deep Submergence Rescue Vehicle、DSRV)   ?潜水艦への救難手段があるという    事実により潜水艦乗員の士気の向上 有人調査船の発達 1928年オーティス?バートン考案  「バチスフェア(潜水球)」   ?動力を持たず、ケーブルで吊られる。    1932年、923mの世界記録を作る。 1946年オーギュスト?ピカール考案  「バチスカーフ」   ?人が乗るキャビンは、バチスフェアと同じく球形をしていて、艇の底に吊られている。    艇自体が動力を持っている。 有人調査船の種類 しんかい6500(日本)    現在、世界で最も深く潜る潜水船。 トリエステ(アメリカ)    10911mという、潜行深度の記録を持つ。 ミール(ロシア)    タイタニック号の撮影を行う。 アルビン(アメリカ)    1964年以降、4000回以上の潜行を行っている。 トリエステの潜行 1960年、マリアナ海溝で記録を達成 1995年、日本の無人探査機「かいこう」によって、正確な深度を測定 乗員2名、宇宙開発に近い生命維持装置を着用 潜行の際は鉄の錘を利用、浮上速度を速めるためにガソリンを搭載 ?バチスカーフの特徴 ご清聴ありがとうございました。 参考文献:

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