特番④、土壌診断＆肥料設計と有機物について「39コマ.ppt

土壌診断＆肥料設計有機物について 「拡大図」土づくりと施肥資材提案です。 「２年目」アスパラ２年目の基肥施肥提案新植後の生育経過も序々に良くなって来ている状態 今度は肥料に付いてです。 生態は生態学（エコロジー）の生態で、植物と動物そして土中の微生物や小動物など、あらゆる生物の共存共栄の、バランスで成り立っているのです。 作物に必要な成分は、 作物に必要な元素は１６種類とされています。 （大量要素?1０００㎡当たり少なくとも５ｋｇ） 次に中程度必要とされるのが、カルシウム、マグネシウム、硫黄である。（中量要素?1０００㎡当り２ｋｇ前後） そして、鉄、マンガン、亜鉛、銅、ホウ素、モリブデン、塩素が微量要素である。 (微量要素?1,０００㎡当り100ｇ前後） 一般に、日本では施肥量は多いと言われておりますので注意しましょう。 過剰施肥してしまったら、作物の生育バランスを崩し、耐病性に弱くなったり、奇形の製品が多くなったり、良い事は何もありません。 人間でも腹八分といわれていますが、作物も同じです。 一度施した物は取り除けません、作物の状況を見ながらの追肥でも補えますから、観察力を高める事をお薦め致します。 次は【主な有機物の分解期間】 堆肥等を使用するときの注意点 堆肥等の有機物を使用するには、かならずバランス良く配合する事です。 これは、良い有機土壌を形成し作物を健全に育てる為に大変重要な事なのです。 そこで、炭素率を整えてと、良く耳にする言葉がありますが、人間で言う栄養バランスと理解して下さい。 昔の堆肥を思い出してください。 藁を家畜に踏ませ程よく糞と尿を混合し、２～３週間で入換し、積み重ねし分解醗酵を何度も切り返しして堆肥とし利用していました。 そしてこの分量配合は五感で行いましたが、この五感は見事に炭素率が25～35と理想的な配合から、分解後は良質堆肥の条件である12～18に収まっていたのです。 炭素率（Ｃ／Ｎ比）とは有機物中の炭素（C）量を窒素（Ｎ）量で除したものです。 微生物は、エサの中の炭素のかなりの部分をエネルギー源として使い、残りは細胞の構成材料に使います。 もちろん窒素も使いますが、炭素100に対し15程でわずかです、窒素の多いエサ（アミノ酸や核酸）の時には窒素が余りものとして微生物細胞の外に出され、これが「窒素の無機化」です。 反対に窒素を含まないエサ（デンプンやセルローズ）の時には、窒素を外から補わければなりません、微生物はそれを土壌から取り込みます「窒素の有機化」です。　　　　　　　　　　　　　 そして植物側から見ると、窒素を微生物に横取りされたことになり窒素が不足します、これが「窒素飢餓」です。窒素飢餓は炭素率３０以上だと起こりやすいとされます。 有 機 質 肥 料 の 成 分 比 較 表 もし窒素飢餓症状が起きてしまった時どうしたら良いですか ？ 程度問題ですが、多少位でしたら経過時間と共に 　分解後回復して来ますから心配ありませんが。 炭素率が大変高く、しかも分解期間をとれず定植して初期生育症状が窒素不足気味の時、皮肉の策ですが窒素成分を直ちに補って下さい。 （当社では有機窒素?穂宝源などですが、最悪の時は尿素?硫安等を溶かして補給下さい。） 有機物（堆肥）等の施用効果はどんなメリットが望めますか？ 有機物施肥の連用は、腐植の増殖?安定?維持は、年々増加し土中に有機態窒素?リン酸?カリ等の成分が貯蓄され、土壌は団粒構造化が進み、腐植体と微生物群の共生が微量要素の備蓄成分の補給で保肥力も高まり、健康的な地力と肥沃な土壌の構造が形成され安定した継続栽培が可能になります。 トーマス菌）の役割は？ 有機物や土中残渣物等の分解は勿論、害菌の分解にも優れています（実際に果樹類の癌と言われている紋羽病）にも効果が発揮されております。 　　　（これは独特の嫌気性菌の働きによるものです） 又、作物がしっかりと根を張れる土壌環境「団粒構造」を短期間で形成したり、更にバランス良く生育できる各種の微量要素等を生成します。 根元では各作物の出す有害代謝産物を分解し、連作障害も回避、そして「根との共生」をしながら作物が健全（すこやか）に生育できるように、お手伝いを日夜問わず行ってくれます。 「根と共生」とはどの様な事なのか 作物の成長は空気中の炭酸ガス、窒素ガスと太陽からのエクエネルギーによる光合成の働きで、イオン化された成長要素（窒素、リン酸、カリ）や、ビタミンや腐植酸等を根に供給し、根より分泌される糖分?アミノ酸?ビタミン等の栄養分の一部が微生物の餌となり、再びアミノ酸、低分子量核酸、有機物、ビタミンやホルモン類等の成長因子を造り、作物に供給しております。（生理活性物質） 又、