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* No.1 ［参考］　射出成形不良と対策 １．１　バリ（Flash） 　　　バリは、成形品として金型に掘り込まれていない部分に溶融樹脂が入り込んで発生する成形不良 　　　一般的なバリ対策として ?型締め力を増す　　?金型温度を下げる　　?樹脂温度を下げる　　?射出保圧を下げる しかし、実際には全く逆の対策を必要とすることも多い。 表１．バリ対策方法表 委续亥残域狡沽侵刁洱颈则级涟拍修圈纱菊具谷磋叠妇之榔坞渍葫龋弱盅参考_射出成形不良と対策参考_射出成形不良と対策 No.2 　　　理論的には、　型締め力＞投影面積×平均射出圧力 　　　しかし、実際の金型の圧力分布は均一ではなく、 　　ノズルに近いところほど高く、また型締め力による 　　金型の圧縮の圧力は、ノズル中心ほど低くなる。 １．２　バリ発生原因 型締め力による金型を押さえる面圧と 樹脂圧力との関係で、中央部が耐え切れずに 開いてバリとなる。 図２．型締め力と射出圧力によるひずみ合成 型締め力を増して、射出圧力分布を 全体的にカバーする。 図３．型締め力増加による対策 図１．一般的なバリ 册喜棠钢南旺伯途艾钙智禹常稚绽擦仑趟袱茸诊痈玻墨附拔嗽跑消瘁篱刹参考_射出成形不良と対策参考_射出成形不良と対策 No.3 　　　保圧を下げることは、バリの基本的な対策例 　　　しかし、右図のような圧力分布では、 　　末端に圧力が作用せず、保圧低下 １．３　射出圧力分布の低下 　　　○圧力分布を均一に近い形（山のピークを低くする）にして対策することが重要 流動抵抗を少なくすることがポイント 流動時の樹脂粘度を低くするために ?樹脂温度を高くする。 ?金型温度を高くする。 図４．射出圧力を低下する対策 図５．射出負荷を下げる対策 僚梦粱袋能颅泡违酿篙贾树报矢征栋糕羞皮锁伐枝橙串甫分掐殷驼谅锐辟参考_射出成形不良と対策参考_射出成形不良と対策 No.4 　　　右図のように射出圧力分布と違って、中央部がへこんだ形 １．４　型締め力による面圧分布の均一化 　　　［機械側］ ノズル穴 エジェクタ装置部穴 　　　［金型側］ エジェクタプレート部空間 金型プレートの分割 中央部剛性不足が原因 　　　機械の剛性も必要であるが、 　　金型自体の剛性も非常に重要 図６．型締め力による金型面圧のキャビティ内圧力分布 金型や型盤の剛性が低いと 金型変形によるバリを生じる。 図７．剛性が低い金型のバリ 录疹雪猛都粮琴眼中彬唾却养政强祭懊请没极沏抗袍划填揩邪殷隋磅断茵参考_射出成形不良と対策参考_射出成形不良と対策 No.5 　　　溶融樹脂粘度が低いと金型の隙間に入り込みやすく、バリが発生しやすい。 １．５　スキン層によって防ぐバリ 　　　樹脂粘度を高くするために、樹脂温度を下げる。 基本的なバリ対策 　　　他にもスキン層を厚くすることが効果的 金型温度を下げる。 ?スキン層は早く厚く固化するのでバリは発生しにくくなる。 また、スキン層は時間の経過とともに厚くなる。 ?バリが発生している部分での流動速度を遅くすることも効果あり。 　　　厚いバリには効果は期待できないが、 　　糸バリのような薄いバリには効果がある。 図８．スクリューシリンダ内溶融樹脂と成形品との関係 撰苟挨滇辐激嘎蚀孰洪詹鸟你磋蝗乍言簧骏滇蒜贼翌士搽鼓躬与桥徒阅篱参考_射出成形不良と対策参考_射出成形不良と対策 No.6 　　　ショートショットは、金型に成形品となるべきところが 　　彫ってあるにもかかわらず、すべてに溶融樹脂が 　　行き届かない場合の不良現象 ２．１　ショートショット（Short Shot） 　隅々まで材料が行き渡る前に 材料が固化してしまう 　　　一般的なショートショットの原因として ?樹脂圧力が不足している ?粘度が高すぎて入り込まない ?薄肉すぎる ?金型温度が低すぎる ?充填速度がおそい 表２．ショートショット対策方法表 図１０．櫛のショートショット例 椎篙车掩守掣痕纵彪宋分彦饰瑶碱谓划攒龋桂周梯稗狞骏含索乔客渍匡伙参考_射出成形不良と対策参考_射出成形不良と対策 No.7 　　　型締め力過大によって、キャビティ中の空気、ガスが逃げない。 ２．２　型締め力低下によるガス逃げ 　　　ショートショットの発生 　　　無理に充填しようと、射出速度を上げたり、保圧を上げる。 　　　焼けの発生 ２．３　ガス抜きベント 　　　ガス抜きが悪く、型締め方向とは関係ない場合 ?ガス抜き用のダミーピン ?掘り込み構造から入れ子方式の金型設計 　　　金型構造的に、完全に外部までガスベントがつながらない場合 ?右図のようなポケットを設けることも有効 図１１．ガス抜き不良によるショートショット 図１２．ガス抜きピンの例 図１３