微生物学病原体検査学…细菌学真菌学.doc

微生物学目次 　　項目　　　　　　　　　　　　　　　　　　ページ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　Ⅰ 微生物学、臨床微生物学とは 　　　 　　 感染症に対する考え方　　　２ 病原微生物の分類　　　３ Ⅱ 細菌学総論 　細菌の形態と構造　　　５ 　細菌の代謝と発育　　　７ 　細菌の観察法と染色法　　　１０ 　細菌の発育条件と培養　　　１１ 　細菌の遺伝と変異　　　１５ 　滅菌と消毒　　　２１ 　化学療法とワクチン　　　２３ 　正常細菌相とその変動　　　２７ 　病原性と抵抗力　　　２８ 　バイオハザード　　　３２ 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 第1章微生物学 Ⅰ序論 微生物学、臨床微生物学とは はじめに １）微生物学（Microbiology）　年代(億年)　　生物　　　　　　　　地球環境　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　 　　40 嫌気性古細菌　　 生命スープの栄養、無機物酸化、有機物枯渇 　　35　　　　光合成古細菌　 　水と炭酸ガスから有機物合成、有機物の嫌気的酸化、酸素蓄積 好気性古細菌　 　有機物の呼吸的酸化、炭酸ガス濃度の上昇 2０　　　　真核生物　　　　 　 真性細菌、真核生物、葉緑体やミトコンドリアの合体、繁茂、循環サイクル完成　　１０　　　　多細胞生物　　　 真性細菌、植物から動物、恐竜そして人類　　　　　　　 　 ３）微生物と環境 分布 　　海底から山頂まで、あらゆる条件下で生息、温度?酸素?pH?塩濃度等 役割 生態系の循環…大型植物?動物の腐敗による栄養化…土に帰る 代謝系の循環…酸素?炭酸ガス?窒素等の循環…リサイクルの原点 ４）微生物感染症の現代的課題 　　感染症の話題…院内感染症、日和見感染症、新興感染症、再興感染症、輸入感症、人畜共通感染症、トリインフルエンザ、SARS、BSE、など 　　微生物の応用…遺伝子工学（組み換えサイトカイン?ワクチン）、環境保全 ５）微生物感染症の将来 　　微生物の病原性はだんだん強くなるか？ 　　現代社会はヒトの抵抗力を弱めるか？ 　　ワクチンの進歩で多くの微生物は予防できるか？ 　　薬剤による治療?予防の限界は？ 　　将来の感染症検査技術の方向性は？ １．感染症に対する考え方の変遷(歴史) 古代から近世 Hippocrates(古代)…Miasma説(瘴気説)…経験?観察?仮説→汚れた空気様の物 Fracastoro(中世)…Contagion説…梅毒やペストの観察?仮説→有毒な物の伝染 Leewenhock(17世紀)…顕微鏡の発明→小さくて動くもの(生物)の記載 Jenner(18世紀)…乳搾り少女の観察?仮説→牛痘水疱液のヒトへの接種 近代から現代へ Pasteur(1822~1895)…微生物の作用(感染症?腐敗?発酵)、ワクチン法の確立、滅菌法 Koch(1827~1912)…細菌感染症の研究法の確立(分離法?培養法?感染実験)、コッホの4条件(感染症の定義) Behring Kitazato…宿主抵抗因子(抗体)の発見(1901年度ノーベル賞) Gram…グラム染色法(現代もその染色法が生きている、細菌分類の基礎) Iwanowski、Loefller…濾過性病原体の発見(ウイルスの存在を証明) ３）臨床微生物学の使命 　　A.感染症の診断の種類　 　　　　　　　微生物の分離?培養?同定 　　　　　　　微生物の抗原の、抗体による検出 　　　　　　　微生物の遺伝子の検出 　　　　　　　微生物感染個体からの抗体の検出(つまり抗原刺激が有ったこと) 　　　　　　　微生物感染個体からの感染炎症によって誘導された蛋白の検出 　　B.感染症に対する防御法 　　　　　　　予防（prevention）…ワクチン?薬剤 　　　　　　　診断（diagnosis）…上記 　　　　　　　治療（treatment, therapy）…化学的(薬剤)、物理的(レーザーetc.)、外科的 ２．病原微生物の分類 生物分類における微生物の位置付け 微生物の位置 真核生物界（Kingdom Eucaryotae） 植物界（K. Metaphyta ） 動物界（K. Metazoa） 原生生物界(K. Protista) 高等原生生物（higher Protista） ☆原生動物（Protozoa） ☆真菌（Fungi） 藻類 原核生物界（K. Pr