実践者育成研修プログラム 基编 -津班.ppt

ポピュレーションアプローチとの連動 （例2）愛知県東海市…健診結果を用いて、健康状態に合わせた運動強度の目安を判定する仕組みを提供するとともに、実際に実践するための環境整備をおこなうなど市全体で健康なまちづくりに取り組んでいます。 ※講義の際は、依頼先（関係機関）の市町の例を挙げると関心が高まります。 * ポピュレーションアプローチとの連動 （例2）愛知県東海市：健診結果から判定した、おすすめの運動?食事メニューを示しています。運動強度については、★の数でわかりやすく表現しています。 ※講義の際は、依頼先（関係機関）の市町の例を挙げると関心が高まります。 * 健康日本２１（第２次）の概念図です。 健康寿命の延伸?健康格差の縮小という大目標に向かって、生活習慣の改善、生活習慣病の発症予防?重症化予防という個人の取り組みと、社会環境の改善という２本の柱が重要です。 * 特定健診?特定保健指導の今後の方向性です。 * ９～２２は必須ではありませんが、これらの情報があると、他保険者や全国の状況との比較が可能であり、支援前に対象者の特徴を把握するという点でも有用です。 * ステップ１では、まず肥満の有無を、次にステップ２で血糖、脂質、血圧について判定します。 血糖、脂質、血圧のリスクが１つ以上ある場合は質問票から喫煙の有無を把握し、喫煙ありの場合はリスクの１つとしてカウントします。 これらから、保健指導対象者を３段階にグループ分けします。 ただし、服薬中の者については、医療保険者による特定保健指導の対象としない、前期高齢者（６５歳以上７５歳未満）については、積極的支援の対象となった場合でも動機づけ支援とすることになっています。 * （２７枚目のスライド内容を図で示したものです） * 情報提供は、健康な人も含め全ての人を対象とします。 * 情報提供の例です。 画一的な内容ではなく、過去から検査データの推移を示したり、健診結果に対するコメントを記載するなど、対象者個人の生活習慣の見直しや改善に必要な情報を提供するとよい。 * 動機付け支援の主な対象者はメタボリックシンドローム予備群です。 初回支援を行い、6か月後に身体状況?生活習慣の確認をします。 * 積極的支援の主な対象者はメタボリックシンドローム該当者です。 初回面接は動機付け支援と同様に行い、その後3～6か月間継続支援をします。 継続支援の方法は、対象者それぞれが継続しやすい方法を工夫します。 * 積極的支援の継続支援における支援形態とポイント数を示します。 * 継続支援ポイントについては、特定健診?特定保健指導第二期から、支援Aのみ180ポイントで実施しても可、と変更されました。 * 積極的支援の例です。 * 対象者本人に、「意味がある（無駄じゃない）」と思ってもらえる内容を提供することが必要です。 出来ないことではなく、「何ができるか」に着目し、明確で適切な目標設定をします。 指導（上から目線）ではなく、支援する、という意識をもつことが求められます。 * 健診結果は、対象者にとっては日頃見慣れていない数値を見ることが多いです。 健診結果が何を意味するのかわかりやすく説明し、身体の中で起こっている変化を理解できると、対象者本人が自分の立ち位置がわかります。 こうして結果に納得し、危機感を感じることができると行動変容につながります。 生活習慣改善の取り組みが始まったら、そのことによる体調変化や体重変化を評価し、前向きに支援します。 * 生活習慣を変えることは、これまで慣れ親しんできたことを変えるということですから、簡単なことではありません。 デメリットよりメリットが大きいと感じて初めて行動変容が起きます。 それを後押しするために、健診結果の説明等から危機感を感じてもらい、行動のきっかけとなるように、そして生活習慣改善が始まったら応援します。 * セルフマネジメントについて重要な点をまとめました。 * 保健指導事業を評価するための指標として、最終的にはQOLや医療費を用いますが、これらの指標で効果を確認するには5～10年を要します。 データの変化、生活習慣の変化、対象者の病態についての理解、改善意欲も評価指標となります。 * 6か月後の評価について、支援形態と支援内容を示します。 * H24年度厚生労働科学研究「生活習慣病予防?疾病管理による健康指標に及ぼす影響と医療費適正化効果に関する研究」の結果です。 積極的支援により１年後のメタボリックシンドローム該当者は42.5%から21.9%と、半数近く減少しました。 これに伴って、血圧、脂質等の各検査値の有所見率にも改善が見られています。 * 同研究において、体重減少率毎の達成者割合を調べました。 3％以上減量達成者は