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2016年12月1日発行　第56号　東京都渋谷区神宮前4-3-6　伊藤病院広報誌委員会 岡本太郎記念館 第59回 を主催しました 　日本甲状腺学会学術集会 伊藤病院　内科部長　吉村弘 　2016年11月3日から5日まで、虎ノ門ヒルズフォーラムにて 第59回日本甲状腺学会学術集会を主催しました。今学術集会の参 加者は1,402名で、医師以外に看護師、検査技師、薬剤師も参加 されました。今回は、現在使用できるツールをできるだけ利用し て、新しい型の学術集会を目指しました。具体的にはポスター発 表の電子化（電子ポスター）、スマートフォンを用いての投票、学 伊藤公一院長 杉野公則副院長 北川亘診療技術部部長 向笠浩司内科医長 会プログラムをスマートフォンやタブレットでみることができる ように致しました。教育講演は、「バセドウ病と橋本病の病因に関 する研究」、「メルカゾールやチウラジールによる無顆粒球症の予 知に関する研究」、「母親の妊娠中の甲状腺機能が児の発育に及ぼ す影響に関する研究」、「人工知能が医療をどのように変えていく か」などを講演していただきました。また、若手の育成を目的に、 ベテラン医師が症例を呈示してどのように診断治療を行うかを、 渡邊奈津子内科医長 大桑恵子外科医長 宇留野隆外科医長 松津賢一外科医長 若手医師に質問しながら説明するセッションを設けました。朝8 時から行いましたが、200名入る会場が一杯になりました。甲状 腺専門の内科医と外科医が常勤でいる施設はあまり多くなく、甲 状腺外科の現状を内科医はあまりご存じな いこともあるようですので、伊藤公一院長の 座長で「内科医に知ってもらいたい甲状腺外 赤石純子医師 遠藤慶医師 大江秀美医師 國井葉医師 科の現状」のセッションを設けましたが、こ ちらも会場に入りきらないほど多くの先生 方が集まりました。学術集会は、甲状腺にご 興味をもたれる先生方、メディカルスタッフ の方が1年に1回集まって甲状腺学の新しい 発見や、診断、治療を勉強し、会員の親睦を 鈴木菜美医師 鈴木美穂医師 鈴木るり子医師 田中智章医師 深める会ですが、今回もその目的を果たすこ とができたようです。 吉村弘内科部長 服部奈緒美医師 正木千恵医師 吉原愛医師 永田京子看護師 吉村理奈看護師 宮﨑直子 佐々木栄司 竹中三奈子 臨床検査室室長 臨床検査技師 診療放射線技師 （大須診療所） 2 3 第59回 を主催しました 　日本甲状腺学会学術集会 発表演題 学会活動 甲状腺癌取扱い規約第7版による細胞診判定の有用 性～第6版との比較検討～ 今回2016年度第45回の七條賞を受賞させていただき 北川　亘 甲状腺癌手術におけるエネルギーデバイスの使用頻 ました 度とその有用性～甲状腺専門病