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地域がん診療連携拠点病院 市民公開講座 「切らずに治すがん治療」 ～放射線治療ってな～に～ 日時 平成２３年６月１２日（日） １４：００～１６：００ 倉吉パークスクエア内 場所 倉吉交流プラザ２階視聴覚ホール 主催：鳥取県立厚生病院 共催：倉吉市立図書館 後援：鳥取県中部医師会 鳥取県放射線技師会 新日本海新聞社 次回の市民公開講座は次のとおり開催する予定です お知らせ ○日 時：平成２３年９月３日（土）午後１時３０分～午後４時 ○会 場：倉吉未来中心 小ホール ○テーマ：「肺がんの予防と現状」 ―肺がんにならないために、肺がんを治すために― ●プログラム program １４：００ 開 会 あいさつ 鳥取県立厚生病院長 前田 迪郎 １４：０５ 講 演 そ の ① 吉田 收 （鳥取県立厚生病院 中央放射線室副室長） ～休憩～ そ の ② 橋本 政幸 （厚生病院 放射線科部長） １５：４０ 質問コーナー ～みなさんからの質問にお答えします～ １６：００ 閉 会 【講演要旨】 講 演 その① 鳥取県立厚生病院 中央放射線室副室長 吉田 收 １８９５年、レントゲンにより放射線が発見され、そのわずか１年後には放射 線治療が開始されました。１８９９年には鼻に出来た皮膚がんの治療に成功して います。１９５０年前半のコバルト治療装置を経て、もとは物理実験装置として 開発された直線加速装置 （リニアック）が現在の主役となっています。 近年のＣＴをはじめとする画像診断技術とコンピュータ技術や機械工学の進歩 は、従来の放射線治療に大きな変革をもたらしました。この切らずに治す放射線 治療の永遠のテーマである 「いかにがんに集中して放射線を照射し、正常臓器に照射する放射線を 減らしていくか」をご紹介します。 講 演 その② 鳥取県立厚生病院 放射線科部長 橋本 政幸 放射線治療は、手術、抗がん剤治療とならび、現代のがん治療の３本柱の一つで す。放射線にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴がありますが、いずれもがん 細胞のＤＮＡを傷つけることでがん細胞を減らしてゆく点は共通しています。 今回の市民講座では、放射線ががんに効くしくみや、どのようながんに有効で、 どのような副作用があるか、また、当院では実施できないものも含めて、国内で実 施されている様々な放射線治療の紹介も行いたいと思います。 なお、がん治療とは直接関係ないですが、最近関心を集めている放射線の人体への影響に関しても 少し解説したいと思います。