検出用具の取り扱い-電気保安管理省エネ.pdfVIP

電気安全用具の取り扱い 検出用具の取り扱い 検出用具は、電気機器や設備、電路などの充電の有無を確かめるために使用します 労働安全衛生規則第339条では、「開路した電路が高圧又は特別高圧であったものにつ いては、検電器具により、停電を確認する」と規定されています ●検電器 ?検電器の種類 ?使用前点検 ?使用例 ●充電標示器 ?充電標示器とは ?使用例 ●リストアラーム ?リストアラームとは ?使用例 検出用具の取り扱い 検電器 検電器 検電器は、電路の電圧によって、低圧用、高圧用及び特 別高圧用があります。 従来は、ネオン発光式でしたが、近年は、音響?発光式 が使用されています。 また、高圧?低圧両用や交流?直流両用も使用されてい ます。 ■使用前点検 ■使用例 検電器を使用する前に、必ず検電器テスタまたは充電 ①キュービクルの扉に触れる前に、電圧が無いことを 回路で検知部側から正常に動作確認する性能検査を 低圧検電器で確認します。これは、低圧回路で大き 行います。 な漏れ電流が発生していると、キュービクルの扉に 電圧が発生する場合があるからです。 ②開放した低圧開閉器の負荷側の各相が、無電圧で ③短絡接地器具を取付ける前に、高圧検電器により高 あることを低圧検電器で確認します。 圧回路が無電圧であることを再度確認します。 特に、低圧側に非常用発電機回路がある場合、発 電機からの回りこみによる充電の恐れがあるからで す。 検出用具の取り扱い 充電標示器 充電標示器 充電標示器は、電路の一部を停電して作業を行う場合、 一部充電中であることを周知させるため、充電している 部分に取付けて、発光と音声を断続的に発するものです。 ■使用例 受変電設備の停電前に、電力需給用計器用変成器の絶縁電線に充電標示器を取付けます。 検地金具と金属フレームなどの離隔距離を十分にとった場所に取り付けます。 リストアラーム リストアラーム リストアラームは、高圧充電部への接近距離が約60cm 以内になった場合に、電子ブザー音により警報を発する 安全用具です。 ■使用例 リストアラームは利き腕の手首に着用します。