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大災害時の 対応マニュアル ～一般社団法人日本福祉用具供給協会が行う 　大災害時に対する対策と対応について～ 第6版 （平成28年2月1日改訂） 一般社団法人　日本福祉用具供給協会 はじめに 2011年3月11日に発生した東日本大震災 では、東北から関東地方にいたる広域な範囲に 甚大な被害を及ぼし、高齢者を含めた多くの 方々が自治体の指定する避難所や仮設住宅での 長期に渡る生活を余儀なくされました。広域に 散在する各避難所でADLが容易に低下する状 況の中では『福祉用具のニーズの特定』と『供給 手段の確保』に苦慮いたしました。仮設住宅で はスペースが限られるために『福祉用具のサイ ズ』にも注意を払わなくてはなりませんでした。 また、長時間に及ぶ停電が発生したことにより、 『電源を必要としない福祉用具』へのニーズが 高かったとの報告もございました。会員各社に おきましては大規模災害時にあって自らも被災者であるにもかかわらず使命遂行に全 力を尽くして頂きましたが、想定外の物流ネットワークの寸断やガソリンの不足等に より事業活動に深刻な影響が生じたため、充分に福祉用具を供給することが出来ずに 大変辛い思いもいたしました。 東日本大震災以降、日本国内におきまして震度5以上の地震が15回発生していま す。また、火山の噴火に関しても御嶽山、口永良部島など今までにない大規模な噴火 が発生しています。自然災害の発生リスクは高まっていると考えざるをえません。そ のような中、災害時の影響を最小限に食い止めるための「大災害時の対応マニュアル」 を一般社団法人日本福祉用具供給協会で昨年作成いたしました。本年は新たに各自治 体との災害時における福祉用具の供給訓練要綱を追加いたしました。被害を最小限に 食い止めるために、この「大災害時の対応マニュアル」が各地域で最大限に活かされる ことを期待します。 平成27年7月1日 一般社団法人日本福祉用具供給協会 理事長　小野木　孝二 1 もくじ 1.一般社団法人日本福祉用具供給協会並び 会員各社がなすべきマニュアルについて????????????????????????????????????3 2.大災害の定義???????????????????????????????????????????????????????????3 3.災害対策本部の設置について??????????????????????????????????????????????4 4.大災害発生時の対応手順??????????????????????????????????????????????????4 （1）各役員