基础実习2Tally（タリー）-phits.ppt

《休憩はさむ》 まとめ 宿題（3次元体系） [t-heat], [t-deposit] Kinds of tallies in PHITS * 指定した任意の空間において付与されるエネルギー（熱量）を計算する。中性子や光子に関してKerma近似を使うのが[t-heat]。その２次粒子（陽子や電子）による付与エネルギーを計算するのが [t-deposit]。荷電粒子に対する計算方法は同じ。 Bragg peak [t-yield], [t-product] Kinds of tallies in PHITS * 指定した任意の空間において、原子核反応を通じて生成される核種をカウントする。[t-yield]では核図表(nuclear chart)の形式で出力が可能。[t-product]を用いれば、エネルギーや時間に関する分布を評価できる。 フッ素 酸素 窒素 炭素 ホウ素 ベリリウム リチウム ヘリウム 水素 [t-dpa] Kinds of tallies in PHITS * 指定した任意の空間における原子あたりのはじき出し数(DPA; Displacement Per Atom)を出力する。 　 DPA （はじき出された原子数/照射領域に存在する全原子数） ＝　粒子フルエンス　×　はじき出し断面積 [t-dpa]タリーで計算したDPAの深さ分布の例 [t-let], [t-sed] Kinds of tallies in PHITS * 指定した任意の空間における飛跡長や線量(dose)をLET(dE/dx)やlineal energy(y), specific energy(z)の関数として出力する。 [t-deposit2] Kinds of tallies in PHITS * [t-deposit]を2つの領域において同時に実行し、得られたエネルギー付与の相関を出力する。dE,E カウンターなどの模擬が可能。 [t-deposit2]タリーで計算した２つの検出器内でのエネルギー付与の相関 [t-dchain] Kinds of tallies in PHITS * DCHAIN-SP用の入力ファイルを作成する。DCHAIN-SPは、核反応により生成された残留核（[t-yield]で計算）と20MeV以下の中性子フルエンス（[t-track]で計算）を用いて、照射中や照射後の残留放射能の時間変化を計算するプログラム。 150MeV陽子を水ファントムに6分間で5Gy照射したときの残留放射能の時間変化 実習内容 Contents * Tallyとは何か Tallyの使い方 ジオメトリの確認 物理量の導出 各Tallyの紹介 まとめ まとめ Summary * PHITSでは、粒子や放射線の振る舞いを調べるために仮想的な“検出器（タリー）”を使用する。 PHITSには利用できる数多くのタリーが用意されており、大きく分けるとジオメトリの確認と物理量の導出に関するものがある。 各タリーでは，どの空間（面）の、どの粒子に関する、どうような物理量を、どういった形式で、見たいかを指定する必要がある。 各タリーのサンプルはtallysampleフォルダにあるので，それをコピーペーストして各自の計算したい条件に調整する。 宿題 Homework * 宿題体系の粒子フルエンスを，陽子，中性子ごとに表示するようにする [t-deposit]を調整し，陽子のブラッグピークが見えるようにする 円柱中心部分（半径2.5cm以内）とその外側で吸収線量-深さ分布の違いを調べる（r-zメッシュでタリーする） 吸収線量を表示する軸を内側と外側で統一する　　　　　　　→　[t-deposit]タリーにANGELパラメータ　　　　　　　　　　　　angel = ymin(最小値) ymax(最大値)　　　　　　　　　を加える 宿題（解答例） Homework * 陽子（上）?中性子（下）フルエンス 円柱中心（上）と端側（下）における 付与エネルギーの深さ分布 虹の配色（赤?橙?黄?緑?青?藍?紫） * 形状メッシュ(mesh=)の種類 * 形状メッシュにはxyz, r-z, regがある xyzメッシュ: XYZ座標系で分割 X Y Z r-zメッシュ: 円柱座標系で分割 Z R 領域(reg)メッシュ: 領域番号、セル番号 で指定する Tally for calculating physical quantities [ T - T R A C K ] ? ? ? ? ? ? mesh = xyz x-type = 2 nx = 25 xmin = -25. xmax = 25. y-type =