第14章-2地球温暖化.ppt

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 温暖化により、絶滅のおそれのある動物の数 ＩＵＣＮ （国際自然保護連合） 絶滅危惧種（2003） 例： 北極海では２１世紀後半までに晩夏に海氷が消失。ホッキョクグマはどうなる？ 哺乳類が温暖化の影響を受けやすい 　 哺乳類 鳥類 爬虫類 両生類 魚類 状況 種の 数 割合（%） 種の数 割合（%） 種の 数 割合 （%） 種の 数 割合（%） 種の 数 割合 （%） 絶滅の危惧 609 13 681 7 153 2 90 2 444 2 絶滅の危機 521 11 513 5 135 2 67 1 306 1 北極海の変化 海水温の上昇 海水密度の低下（塩分濃度の低下、氷の溶解） 温暖化と影響の予測 IPPC ５次報告 * 過去の気温と大気中のＣＯ２濃度 気温差は点線 ＣＯ２濃度は実線 過去の気温と二酸化炭素濃度の間には、高い相関性がある。 * 大気のCO2濃度 ●金星の大気： CO2 の分圧＝90 気圧　→　温室効果が地球の４百倍　→　金星の気温 ＝470℃ ●地球の原始大気の組成：　 CO2が 97%；　CO2の分圧＝50 気圧 CO2　＋　H2O（液体）　→　H2CO3　　 H2CO3 ＋　Ca２＋　→　 CaCO3　　 　　　　　（地球では液体の水が存在）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （石灰石）　 ●原始大気のCO2 　→　化石燃料（太古の生物の遺骸； 石炭、石油、天然ガスなど）として固定 　　　　　　　　　　　　 ●大気中のCO2：　 97%　→　 0.03% (300 ppm)　へ減少 ●化石燃料　＋　O2　→　 CO2 　　　　　　　　　　 CO2濃度は産業革命期より26% 増加 * 気温とCO2濃度との相関性 南極の氷の分析結果 二酸化炭素濃度が（上）高いときは気温（下）も高い （相関性が高い） * デボン期～石炭期（恐竜時代） ● CO2濃度が現在の 10 倍 ● 気温が現在より約 10 oC 高かった。 ● 植物の繁茂に有利 → 化石燃料 その気温で人間が生存できるか？ ● 光合成量は CO2濃度にほぼ比例する。 CO2の影響だけで見た作物の収量は、産業革命以前より10% 増えている。 * 人口とCO2放出量の推移 ２０％ ８０％ * 化石燃料の燃焼によるCO2 の増加 ●古代の生物が百万年かけて蓄えた炭素を 10 年で大気に戻す速さ。 産業革命まで： 0.028% (280 ppm)  ?毎年 1.5% 程度ずつ増加 現在： 353 ppm （ 26% 増） 2030年： 600 ppm？ ● CO2 濃度増加による温暖化の実情と予測。 2013年５月にハワイ?マウナロア観測所の値が400ｐｐｍを超えた。 NOAA * 温室効果ガスの作用機構 ガスなしの状態 赤外線を吸収したガスからの赤外線（熱線）の放出 地表 放出は四方に起こるから、1/3 は再び地表にもどる 地表に到達する太陽エネルギーは約半分 温室効果ガス ＝熱線 説明は次スライド * 温暖化ガスの温室効果 ● 太陽からの放射エネルギーの 半分 が地表に到達 　→　地表を温める　 ● 地表は熱を赤外線として放射　→　 CO2などが赤外線を吸収　→　赤外線を再放出 ● 地表からの赤外線：　全て宇宙へ ● CO2分子などからの赤外線：　四方に向かう　→　約１／３は地球に再び戻り地表を温める ● CO2などの濃度が高いほど、地表の熱が宇宙に逃げにくい ● 地球大気の温室効果：　約 33 ℃気温上昇　→　適度の温室効果は生物の生存に必要　←　温室効果がなければ気温-18℃ * 温室効果ガスの作用機構(2) （環境省HPより） 種々の波長の電磁波が地表に到達 長波長の電磁波が地表から放射 温室効果ガスにより一部が地表へ帰され気温を上げる * 温室効果ガス ● 温室効果ガス：　以外に、メタン、N2O、ＣＦＣ、対流圏オゾン　など 　　→　 全体の１/３程度の影響 （CO2 が ２/３） ● メタン：　天然ガス、石炭、湿地、水田、草食動物の胃、シロアリ　； 温室効果がCO2 の 20 倍　→　燃やして CO2に変えた方が影響小 ● シベリアに多量のメタンハイドレート　→　温暖化で凍土が融ける　→　メタンが大気中に放出　→　温暖化