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近畿地方会Newsletter 通巻第20号 2014年7月15日発行 我々リハビリ専門職が果たす役割は 大きいはずです。 さて、東日本大震災において、日本 リハ医学会を含めたリハ関連の10団体 は、合同事務所を置き、窓口を一本化 して被災地のリハニーズと支援に行く 人材とをマッチングさせて、3か所の福 祉避難所で5か月間支援活動を行いま した。同団体は、その活動後、大規模 災害リハ支援関連団体協議会と名前を あらため、大規模災害リハ対応マニュアル（医歯薬出版）の刊行 運営することができ（共助）、全国からのリハ支援を受ける体制 と、全国災害リハコーディネーター研修会の開催を行いました。 を作る（公助）。そのために必要な知識とスキルを身に着けよう」 私は、平成25年3月に行われた同研修会に参加し、東日本大 ということをテーマに、平成25年11月17日に、6名の講師、48名 震災での活動の実際、災害フェーズとリハの対応、関連法規、コ の受講者（PT32名、OT8名、ST8名）で大阪府理学療法士会 ーディネーションのありかた、などを学習しました。そしてその後 の教育研修会として開催しました。 は、各地域で普及に努めるようにとの、take home massageをい 研修会は8時間で、講義の後、発災直後の混沌とした状況 ただきました。 から、福祉避難所へ災害要援護者を移送し、そこへリハ支援チ 大阪から受講した6名は、この灯を消してはいけないと思い、 ームを派遣するフェーズまで、多職種連携や支援時のポイント 1年以内に大阪で災害リハについての研修会を開催することを をワークショップ中心に学んで頂きました。この研修会の受講 決め、研修会のあり方について話し合いました。その結果、「南 者は地域でリハ支援コーディネーターとして活動してもらえると 海トラフ大地震で大阪が壊滅的に被災したときのことを検討す 期待し、引き続き開催する予定です。 る。自ら被災したものが立ち上がり（自助）、避難所を多職種と １） http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/taisaku_wg/pdfshiryo2_3.pdf ２） http://www.reconstruction.go.jp/topicsshinsaikanrenshihoukoku.pdf 今今回新しくリハ専門医になられた先生に抱負を語っていただきました。回新しくリハ専門医になられた先生に抱負を語っていただきました。 専専門領域がそれぞれ異なりますが、リハ医学にかける情熱は大きく、門領域がそれぞれ異なりますが、リハ医学にかける情熱は大きく、 これからの地方会を引っ張る新進気鋭の方々です。これからの地方会を引っ張る新進気鋭の方々です。 近近畿地方会へのご支援を期待しております。　（掲載順不同）畿地方会へのご支援を期待しております。　（掲載順不同） 糸井 久幸　西宮協立リハビリテーション病院 西宮協立リハビリテーション病院で働く糸井と申します。当院に来てはや8年の月日が流れましたが、今年 漸く症例も集まってリハビリ専門医試験を受験することが出来ました。脳外科、神経内科出身でも整形外科出 身でもない自分にとってかなりの労力を要しました。この年になると記憶力が衰退しており、尚更でした。勉強 を通じて今まで見過ごしてきた些細な点も目に留まるようになり、新鮮な気持ちで患者様達と接することが出 来るようになった気がします。これは一番の収穫のような気がします。 それから今だから言えますが、口頭試験の日にスーツ姿でなかったのは、見渡す限り試験官の先生方を含 めて自分だけでした。とても浮いており、やってしまった感一杯で