直流機　例題集　（電験三種　徹底解説テキスト.doc

パワーエレクトロニクス（章末問題） PAGE PAGE 3 パワーエレクトロニクス　章末問題　（電験三種　徹底解説テキスト　機械） A問題 問１ 　電力用半導体素子（半導体バルブデバイス）に関する次の記述のうち、誤っているのはどれか。 逆阻止三端子サイリスタは、ゲート信号によりターンオフできるが、自己消弧能力はない。 ゲートターンオフサイリスタ（GTO）は、ゲート信号によりオンおよびオフできる素子である。 光トリガサイリスタは、光でオンおよびオフできるサイリスタである。 ダイオードは、方向性を持つ素子で、交流を直流に変換できる。 トライアックは、二方向性サイリスタである。 問２ 　ターンオフサイリスタ(GTO)素子に関する次の記述のうち、誤っているのはどれか。ただし、Pゲートの素子であるものとする。 　(1)インバータにおけるスイッチング素子として用いることができる。 　(2)ターンオン動作は、ゲートに正の電圧を与えて行う。 　(3)ターンオフ動作は、ゲートに負の電圧を与えて行う。 　(4)素子間のターンオフ時間のばらつきを小さくすれば、直列に接続することができる。 　(5)自己消弧機能を有するので、大容量素子となっても冷却する必要がない。 問３ 　整流子の（ア）方向特性の劣化や（イ）が生じたとき、これを速やかに（ウ）し、遮断しないと、健全な他のアームの整流素子にまで破壊されるおそれがある。この保護のため、それぞれの整流素子に（エ）に高速（オ）を挿入するのが一般的である。 　上記の記述中の空白箇所（ア）、（イ）、（ウ）、（エ）および（オ）に記入する字句として、正しいものを組み合わせたのは次のうちどれか。 　(1)（ア）逆　（イ）短絡　（ウ）転流　（エ）並列　（オ）サーモスタット 　(2)（ア）順　（イ）転流　（ウ）開放　（エ）直列　（オ）サーモスタット 　(3)（ア）逆　（イ）転流　（ウ）限硫　（エ）直列　（オ）過電流リレー 　(4)（ア）逆　（イ）短絡　（ウ）限硫　（エ）直列　（オ）限硫ヒューズ 　(5)（ア）順　（イ）短絡　（ウ）限硫　（エ）並列　（オ）転流ヒューズ 問４ 　図のようなサイリスタThとダイオードDF を用いた単相半波整流回路がある。この回路 で、Thが点弧した後、電源電圧ｖacが正の半 サイクルにあって負荷電流ｉdが増加中は、負 荷のインダクタンスLにエネルギーが蓄えら れる。ｉdが最大値を過ぎると蓄えられたエネ ルギーの放出が始まる。ｖacが負の半サイクル に入った後は、負荷に蓄えられたエネルギー はDFを通って環流する。 　この回路の負荷電流ｉdの波形として、正し いのは次のうちどれか。 問５ 　三相ブリッジ整流回路の結線として、正しいものは下図のうちどれか。ただし、U、VおよびWは三相電源に接続される端子とし、（＋）および（－）は直流出力端子とする。 問６ 　整流器用変圧器の直流側の線間電圧がE［V］である三相ブリッジ整流回路では、E［V］の正弦波電圧の最大値を中心とした60度の範囲の電圧波形が交流の１サイクル中に（ア）回繰り返して負荷に加わるので、その直流電圧平均値は、星形接続の直流巻線の相電圧が（イ）［V］である場合の六相半波整流回路の直流電圧平均値と同じ値となり、その大きさは、制御遅れ角が0度の場合には（ウ）［V］となる。 　上記の記述中の空白箇所（ア）、（イ）および（ウ）に記入する数値として、正しいものを組み合わせたのは次のうちどれか。 　(1)（ア）６　（イ） eq E/\r(3) 　（ウ）0.78E 　(2)（ア）３　（イ）E　　　（ウ）1.17E 　(3)（ア）６　（イ）E　　　（ウ）1.35E 　(4)（ア）３　（イ） eq \r(3)E 　（ウ）1.41E 　(5)（ア）６　（イ） eq \r(3)E 　（ウ）1.65E 問７ 　三相200Vの交流電源に接続された三相ブリッジ整流回路において、各整流アームがそれぞれ１個のダイオードからなっているとき、定常状態において各ダイオードに加わる逆電圧の最大値［V］の値として、正しいのは次のうちどれか。 　(1)163　(　2)245　　(3)283　　(4)346　　(5)400 問８ 　図のような直流チョッパによる直流電動機の制御で、パルス 幅変調方式（PWM方式）によって直流電動機が減速する場合、 直流チョッパの出力電圧ｖの波形として、正しいのは次のうち どれか。 問９ 　図１は、誘導性負荷が接続されたトランジスタインバータの基本回路である。この回路を構成するバルブデバイスはトランジスタTr1、Tr2、Tr3およびTr4とダイオードD1、D2、D3およびD4である。図２は、この回路が方形はインバータとして定常動作をしているときの図１