コンドロイチン硫酸ナトリウムの 変形性膝関節症患者に ….PDF

2012 年2 月20 日 各 位 会 社 名 ゼ リ ア 新 薬 工 業 株 式 会 社 代表者名 代表取締役社長 伊 部 幸 顕 （コード番号 4559 東証第一部） 問合せ先 常務取締役広報部長 森 山 茂 電話 03-3661-1039 コンドロイチン硫酸ナトリウムの 変形性膝関節症患者に対する臨床効果について 藤田保健衛生大学（愛知県豊明市）医学部整形外科学教室 山田治基教授らは、コンドロイチン硫 酸ナトリウムの変形性膝関節症（膝 OA）患者に対する国内臨床試験を実施した結果を、2011 年 11 月12 日と13 日に開催された第39 回日本関節病学会で発表いたしましたのでお知らせします。 ®」およびその模擬薬の提供など 当社は、当社が製造販売する一般用医薬品「コンドロイチンＺＳ錠 を通じて本試験に協力してまいりました。 これまで海外においては、コンドロイチン硫酸ナトリウムが変形性関節症（OA）患者の関節痛を軽 減し、関節軟骨の減少を抑制するという臨床成績が報告されています。今回、本邦における臨床試験 としてコンドロイチン硫酸ナトリウムの膝OA に対する作用が検討され、重症の膝OA 患者において、 コンドロイチン硫酸ナトリウムが痛みと不快感に対して有意な改善が認められました。 これらの結果から山田教授らは、 「コンドロイチン硫酸ナトリウムは副作用が少ないため、非ステ ロイド性抗炎症薬（NSAIDs）の代替薬として OA 患者の負担軽減に繋がる可能性がある」としてお ります。 ®」をはじめコンドロイチ 当社は、コンシューマーヘルスケア事業において「コンドロイチンＺＳ錠 ン製品を最重点領域として展開しており、今後ともコンドロイチン硫酸ナトリウムに関する研究への 協力を行ってまいります。 学会発表の詳細は、別紙を参照下さい。 -1- 別紙 ：第39 回日本関節病学会（2011 年11 月12, 13 日） 発表内容 【演題名】変形性膝関節症に対するコンドロイチン硫酸ナトリウムの臨床効果 【発表者】藤田保健衛生大学（愛知県、豊明市）医学部 整形外科学教室 森田充浩 山田治基 伊達秀樹 早川和恵 安藤謙一 金治有彦 鷲見雄希 志津直行 志津香苗 花村俊太郎 前原一之 市瀬彦聡 【概要】 コンドロイチン硫酸ナトリウムは、ヒトや動物の関節軟骨の成分であり、安全性の高い医薬品として関節痛や 神経痛などの治療に用いられています。近年、海外においてコンドロイチン硫酸ナトリウムのOA に対する臨床 研究が複数公表され１）欧州でも変形性関節症治療用遅効性薬（SYSADOA ：Symptomatic slow-acting drugs for osteoarthritis）２）として、症状改善効果発現までに数週間を要するものの、安全性が高い治療薬と 評価されています。一方、わが国では、古くからコンドロイチン硫酸ナトリウムが医薬品として用いられ、疼痛や ３，４） 不定愁訴に対する臨床効果が報告されています 。 ®」を用い、日本人の膝 今回、コンドロイチン硫酸ナトリウムを主成分とする一般用医薬品「コンドロチンＺ