レストレスレッグス症候群 - 【調剤薬局】 平成調剤薬局 ….PDF

レストレストレスレスレッグス症候群レッグス症候群 レストレストレスレスレッグス症候群レッグス症候群 H23.2.18 金町店 むずむず脚症候群 とも呼ばれ、足の裏やふくらはぎ、太ももなどに不快感が起こり、じ っとしていられなくなる病気です。生死に直結する疾患ではありませんが、睡眠中の脚の 不快感により睡眠障害を起こし、慢性的な睡眠不足や疲労による QOL の低下が問題になり ます。疾患の認知が進んでいない為、多くの患者が十分な治療を受け られないままになっ ており、レストレスレッグス症候群を的確に診断・治療することは患者の QOL 向上を図る 上で大変重要になってきます。 主な症状主な症状 主な症状主な症状 ①脚の不快感と脚を動かしたい欲求がある。 むずむずする、虫が這う、痛がゆい、そわそわする、ピクピクする、など患者によって様々 な言葉で表現される。 ②動かない時に症状が強まる。 眠りに入る時、座っている時、横になっている時などの安静状態で不快感が増すが、何か に熱中していると症状が弱まる。 ③脚を動かす事で不快感が軽減される。 脚を叩く、さする、寝返りを繰り返すなどして不快感を軽減させる。重症になると、じっ としていられなくなり、歩き回ったりする。 ④症状が現れやすい時間帯がある。 日内変動があるのが特徴で、夕方から夜間にかけて症状が増強する事が多い。 初期には夕方や夜に下肢に症状を感じ、進行すると昼間や上肢にも症状が現れる事がある。 有病率有病率 有病率有病率 ・日本人における有病率は２~ ５％。欧米人( 白人) はもう少し高め。 ・加齢に従い上昇し、ピークは６０~ ７０代と言われている。 ・女性に多い傾向がある。 突発性(一次性)では家族歴を持つ事が多く、二次性では家族歴を持つ割合は少ない。 原因原因 原因原因 発症の病態生理については解明されていませんが、ドパミン作動性経路の障害と、鉄代謝 の異常が原因として考えられています。 分類分類 分類分類 特定の原因のない突発性(一次性) と、疾患や薬物による二次性の大きく２つに分けられます。 また発症時期によっても、早期発症と後期発症の２つに分けることができます。 診断診断 診断診断 下記の４つの必須診断基準にすべて当てはまる事が必要です。また、その他に診断を補助 する３つの特徴を加味します。 IRLS(International Restless Legs Syndrome Rating Scale)により、重症度を評価します。 患者自身が １０項目の質問を５段階で採点し、軽症、中等症、重症、最重症の４段階で評 価します。 ４つの診断基準 １．脚を動かしたいという強い欲求が不快な下肢の異常感覚に伴って、あるいは異常 感覚が原因となって起こる。 ２．その異常感覚が、安静にして、静かに横になったり座っている状態で始まる、 あるいは増悪する。 ３．その異常感覚は運動によって改善する。 ４．その異常感覚が、日中より夕方・夜間に増強する。 診断を補助する３つの特徴 １．家族歴がある。 ２．ドパミン作動性薬剤治療に対する反応性がある。 ３．周期性四肢運動(PLM) がある。 治療治療 治療治療 症状を最小限に抑える事で、睡眠や日中の活動への悪影響を軽減させ、患者