博士論文と著作権 Guide for Doctorate Theses and.PDF

博士論文と著作権 Guide for Doctorate Theses and Copyrights 第3 版 3rd edition （2014 年4 月7 日） (April 7, 2014) 作成：東京大学情報システム部情報基盤課学術情報チーム（デジタル・ライブラリ担当） Academic Information Team, Information Technology Department, Division for Information and Communication Systems The University of Tokyo 日本語版/Japanese version ➜ Go to page 1 英語版/English version ➜ Go to page 17 この文書は随時更新されます。最新版は、東京大学学術機関リポジトリにて公開されます。 This Guide may be updated from time to time. The latest edition is publicized on the website of UTokyo Repository. URI: /2261/55511 博士論文と著作権 第3 版1 （2014 年4 月7 日） 作成：東京大学情報システム部 情報基盤課学術情報チーム （デジタル・ライブラリ担当） 博士論文を執筆し、公表する際は、著作権に関する知識が不可欠です。 ここでは、以下について解説します。 1. 博士論文の公表 2 2. 論文執筆と著作権（引用・転載） 3 3. 学術雑誌論文や図書を博士論文にするとき 7 4. 博士論文をこれから投稿・出版する場合 10 5. 共著論文 11 6. （参考1）特許・実用新案 12 7. （参考2）調査対象者のプライバシー 12 8. （参考3）著作権法の基本 12 9. 参考資料 14 10. 問い合わせ先 14 11. 更新情報 15 博士論文は公表が前提です。どのような方法で公表するのか、その際に著者 （博士論文執筆者）の著 作権がどのように関係するのかを１節で確認します。 また、博士論文を公表するということは、博士論文内に引用・転載された他人の著作物が公表される ということでもあります。論文で他人の著作物を使用する場合は、十分に注意を払う必要があります。 2 節では、引用と転載の際の注意点を説明しています。 3 節と4 節では、すでに学術雑誌に掲載された論文、図書として刊行された論文を博士論文とする場 合や、博士論文をこれから学術雑誌に投稿したり図書として刊行したりする場合の注意点を解説します。 分野によっては、共著論文（共同著作物）が博士論文に含まれるケースもあるでしょう。5 節では、 共同著作物の著作権について条文を確認します。 6 節、7 節では、著作権とは異なりますが、博士論文を公表するにあたって問題となりやすい、特許・ 実用新案、また調査対象者のプライバシーについて簡単に触れます。 8 節では、参考として著作権