Intra-Aortic Balloon Pumping - JSEPTIC 特定非営利.PDF

JSEPTIC CE教材シリーズ 対象：レベル１ ICUで働く新人CE （1～3年目程度） Intra-Aortic Balloon Pumping 大動脈内バルーンポンピング 1 目次 第4章 IABP駆動装置 第1章 総論 4-1 駆動装置の原理 1-1 IABPとは 4-2 コンプレッサー方式について 1-2 IABPの原理 4-3 ベローズ方式について 1-3 IABPの効果 4-4 各社駆動装置について 4-5 保管時の管理について 第2章 IABPのタイミングとトリガ 第5章 IABPの適応、禁忌、離脱、合併症 2-1 バルーンの収縮・拡張タイミング 5-1 適応 2-2 タイミングと動脈圧波形 5-2 禁忌 2-3 トリガについて 5-3 離脱 5-4 合併症 第3章 バルーンカテーテル 第6章 IABP療法中のモニタリング 3-1 バルーンカテーテルの選択 6-1生体情報信号の入力方法 3-2 バルーンカテーテルの留置位置 6-2心電図モニタ 3-3 バルーンカテーテルの管理 6-3 動脈圧モニタ 3-4 バルーンカテーテルの構造 6-4バルーン内圧モニタ 3-5 各種バルーンカテーテルについて 2 第7章 IABP療法中の代表的なアラーム 7-1 ガス漏れ検知アラーム 7-2 高圧アラーム 7-3 トリガ不良アラーム 7-4 ヘリウムボンベアラーム 7-5 バッテリ電圧低下アラーム 7-6 電源異常アラーム 7-7 オーグメンテーション圧アラーム 3 第1章 総論 第１章の到達目標 1. IABPの原理が説明できる。 2. IABPの効果が説明できる。 4 1-1 ＩＡＢＰ療法とは • IABPとは、intra-aortic balloon pumpingの略 で大動脈内バルーンパンピングという。 • バルーンカテーテルを患者の胸部下行大動 脈に留置し、心臓の拍動に同期して30～40ｍ ｌのバルーンを拡張、収縮させる事で心臓の 圧補助を行う補助循環装置である。 • 心筋への酸素供給を増加させ、心筋の酸素 消費量（需要）を減尐させる効果がある。 5 1