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内陸アジア史研究の新潮流と世界史教育現場への提言
内陸アジア史研究 26 (2011.3)
特集:公開シンポジウム 「内陸アジア史研究の課題 と展望」
内陸アジア史研究の新潮流と世界史教育現場への提言
森安 孝夫
* 2010 年 11 月 13 日の内陸アジア史学会50 周年記念シンポジウム当日の私の講演タイトルは「モンゴル時
代までの東部内陸アジア史:実証研究から世界史教育の現場へ」であったが,本稿は読者として高校世界
史教員と大学受験問題を作成する大学教員,さらにそれを目指す院生・学生の三者を意識した増補修正版
であるため,タイトルにも変更を加えた。
Ⅰ.問題提起
くらきち み ち よ じつぞう こ な ん
我が国の東洋史学の置かれた現状は,白鳥庫吉 ・那珂通世 ・桑原隲藏 ・内藤湖南などといった明
えのき もり おん
治の先学以来,昭和後期の我々の先生方(私の場合は 榎 一雄・護 雅夫・池田 温)の頃までの古
き良き時代の状況とは大きく異なっています。明治から昭和前期にかけては,欧米列強に追いつき
追い越せという日本全体の雰囲気の中で,東洋史学,とりわけその中核を占めた内陸アジア史学の
社会的存在理由には大きなものがありました。司馬遼太郎の『坂の上の雲』に描かれる時代状況な
り個々人の意識は,歴史学という学問の世界にも通底していたのです。ところが戦後は,東洋史学
や内陸アジア史学が大日本帝国の朝鮮・満洲・北中国をはじめとするアジア侵略や植民地支配に加
担したと厳しく指弾されたため 1,どちらかというと政治とは距離を置き,国家や社会に直接貢献し
なくてもいいという風潮が強くなりました。江上波夫・松田壽男・榎 一雄ら戦前・戦後を研究者
として生き抜いた世代は,古代史から眺めた時の西洋に対する東洋の優位を説きつつも,歴史学は
政治や国家に直接奉仕するものではなく,人類共通の基礎的教養作りに役立てばいいものであって,
そのために地道な実証研究に大きな価値があると考えていたように思われます。私の学生時代,マ
ルクスの唯物史観ならびにソ連の中央アジア史学の影響を相当強く受けながらも,明治以後欧米の
研究者と互角にわたりあって日本の内陸アジア史学を発展させていった白鳥以下の先駆者たちの伝
記を感動しながら読みふけり,自分も先学に倣って fact-findings に努力して教授となり,それから
後進を育てて行けば,前途洋々であると信じていました。従って,まさか現在のように内陸アジア
史学が存亡の危機に陥るとは夢にも思いませんでした。
しかしこの 20 年ほどで状況は激変しました。内陸アジア史学どころか東洋史学全体が危機に立
たされているのです。歴史学自体は状況がどんなに悪くなっても残りますが,その中心は西洋史と
1 東洋史学の成立と発展,そこに占める内陸アジア史学の位置,さらに戦後歴史学から見た戦前の東洋史学批
判などについては,関連文献はあまりに多く,いちいち列挙できない。ここには,近年の注目すべきもの1
点のみを紹介しておく:吉澤誠一郎「東洋史学の形成と中国──桑原隲蔵の場合」,岸本美緒(編)『岩波講座「帝
国」日本の学知 第3巻 東洋学の磁場』岩波書店 , 2006, pp. 54-97.
─ 3 ─
シンポジウム特集 :基調講演 1 (森安)
日本史と中国史だけ,つまり100 年ほど時計の針が逆戻りする恐れがあるのです。かつて「敦煌は
中国にあれど敦煌学は日本にあり」として中国の学者を嘆かせた状況は一変し,今や敦煌学の中心
は中国に移り,日本では先細り状態です。それと同じく東洋史学全体でも近い将来,史料も人材も
ポストも中国にかなわなくなる恐れが大きいのです。加えて,目下政治的理由から「中華民族」を
形成中の中国はもちろん,ソ連崩壊後のモンゴル国もキルギス・カザフスタン・ウズベキスタン等
といった旧ソ連領中央アジア諸国も,それぞれの立場からまだ何十年かは国民史(国民国家の歴史)
の形成をめざし続けることでしょう
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