経済連携協定（EPA）に係る原産地規則の概要要点摘要.pdfVIP

原産地規則説明会資料 平成27年3月 経済連携協定（ＥＰＡ）に係る 原産地規則の概要 - 輸入化学品を中心に - 東京税関業務部総括原産地調査官 本説明会の目的  原産地規則に関する基本的事項を理解する。  特に化学品の原産地基準に関する知識を深める。  特恵税率適用のための条件を理解する。 経済連携協定（EPA）税率の活用 ＆ 適正な輸出入申告 2 本日の説明事項  はじめに ・・・ 4  関税上の特恵待遇 特恵税率適用のための条件  原産地基準 ・・・ 9  原産地認定のケーススタディ ・・・25  積送基準 ・・・34  手続的規定 ・・・37  日豪ＥＰＡ自己申告制度の概要 ・・・47  原産地手続を巡る最近の動向 ・・・61 3 はじめに 4 関税上の特恵待遇 貨物の輸入に際し、一般の関税率よりも低い関税率 が適用されること 一般特恵（GSP）税率 経済連携協定（EPA）税率 （例）日タイ経済連携協定第18条 関税の撤廃 １ この協定に別段の定めがある場合を除くほか、一方の締約国は、附属書 Ⅰの自国の表において関税の撤廃又は引下げの対象として指定した他方 の締約国の原産品について、当該表に定める条件に従って、関税を撤廃 し、又は引き下げる。 → 日本が約束した関税の撤廃又は引き下げは、タイ原産品について 適用される。 日タイ協定に基づいて適用される税率も｢特恵税率｣という。 *このセミナーでは、経済上の連携に関する日本国とタイ王国との間の協定を「日タイ協定」といいます。 5 参考 化学品の関税率の例 MFN 日タイ特恵 税番 品名 税率 税率 2803.00 炭素 WTO3.9% FREE 二酸化チタンをもととした顔料及び調製品 3206.11 （二酸化チタンの含有量が乾燥状態におい WTO3.2% FREE て全重量の80%以上のもの） エチレンの重合体（一次製品に限る）