首都圏大規模停電-uchidakHomePage(内田勝也).PDFVIP

首都圏大規模停電 首都圏大規模停電 東京株式市場の指標となる日経平均株価（２２５種）が午後１時半ごろから算 出できなくなった ＡＴＭは、東京、神奈川、千葉の銀行支店やコンビニの約１,０００台が一時ス トップ コンビニ店内にＡＴＭを置くセブン銀行は、最大２時間半、送金や入金ができ なくなった 証券各社では、一部で業務に影響が出た 携帯電話では、百貨店や地下鉄駅構内など屋内に設置してある同社の基地 局１１０カ所が不通になったり、携帯電話サービスの一部で不具合が出た 某インターネットデータセンターでシステム停止が４時間停止した 首都圏大規模停電 首都圏大規模停電 電源バックアップのためのUPS（無停電電源装置：Uninterruptible Power Supply）や自家発電装置が設置されていたが、正常に機能しなかったための 発生したトラブルが多い。 大手のデータセンターでは、外部電源を２ヶ所から引き込んでいることが多いが、 今回のケースでは全く役に立たなかった 電源関係は、設置時にテストを行うが、稼働後は、コンピュータの増強等があって も、完全なテストを行わないことが多い（万一を考えると、なかなか出来ないのが 現状） このため、外部電源の遮断時に、自家発電装置が正常に機能せず、システムダ ウンに追い込まれることがある また、外部電源復旧時に、過電流によりUPSが故障することもある 故障に至らなかったが、サーバ等の増設で、自家発電装置の利用可能時間が予 定より大幅に短くなっており、あと数時間停電が続いたらシステムダウンしたとの 報告もある サービス停止はなかったが、停電により、正常な終了プロセスを経ずサーバがダ ウンしたため、データベース・サーバの冗長構成の復旧に3日程度かかった（携帯 電話でテレビ番組の情報を提供する「Gガイド番組表リモコン」の運営会社テック ファーム） このシステムでは、2台のサーバーをOracleの機能を用いてクラスタリング構成で 運用していたが、サーバー間の同期に必要なOracle内部のデータに不整合が生 じ、1台しか起動できず、ベンダーの助けを借りて復旧した インターネット等で公開されている情報を基に、筆者が編集 情報セキュリティにおける心理攻撃 情報セキュリティにおける心理攻撃 ソーシャルエンジニアリング ソーシャルエンジニアリング 「シークレット・オブ・スーパーハッカー」 ・・・ システム部門の管理者必読本！？ １９９４年に初版（翻訳は１９９５年）が発行されているが、今後とも利用されそうな ものが多い。 ハッカーのミトニック氏、保護観察期間を終え８年ぶりのネットサーフィン （http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20030124203.html） ケビン・ミトニックのソーシャルエンジニアリングの技術は右にでるものがいないと 言われる程、有名で技術より、ソーシャルエンジニアリングによって、多くのネット ワークへの侵入を果たしたと言われている。 ケビンは、２００２年１０月に「The Art of Deception」（騙しの芸術：セキュリティーに おける人的要因の管理） を出版。ソーシャルエンジニアリング例が数多く掲載され ており、Aの売上ランキングをみても、高位にある。 正門からシステムへ侵入を果たすことができる方法の１つが、「ソーシャルエンジ ニアリング」であり、脆弱性が見つからなくなれば、この方法は非常に有望（？）な 侵入経路であるが・・・ 心理的な要素で攻められた場合、どこまで対応できるだろう 心理的な要素で攻められた場合、どこまで対応できるだろう か？ か？ そのための対