南伊势町长小山巧.PDFVIP

地震 ・津波災害に強い南伊勢町づくり 南伊勢町長 小山巧 三重県南伊勢町五ヶ所湾 1 三重県南伊勢町（概要） ○人口（住民基本台帳） 14,791人（22国調） ・年少人口割合 8.8％（県13.7%） ・生産年齢人口割合 48.0％（県62.0%） ・高齢人口割合 43.2％（県24.3%） ○将来の推計人口等(人、％、区) （国立社会保障・人口問題研究所25.3.27） 年 2010 2020 2030 2040 人口（人） 14,791 11,590 8,723 6,431 高齢化率(%) 43.2 50.1 53.0 54.9 ○財政基盤（H23決算） 財政規模 9,141百万円 標準財政規模 6,077百万円 財政力指数 0.224 2 南伊勢町の取り組み ～自助、共助、公助の取組みの徹底～ 《協働と役割分担》 Ⅰ．自助 Ⅲ．公助 （１）「揺れたら逃げる」防災意識 （１）避難路、避難場所、防災照明、 （２）家屋の耐震化、家具固定 防災倉庫、保存食等の備蓄 （３）備蓄の準備、避難路の確認 （２）耐震診断、耐震補強助成 （４）体力の維持向上 （３）家具等の固定支援 Ⅱ．共助 （４）公共施設の高台移転 （１）地区防災対策行動計画作成 Ⅳ．その他の取組み （２）防災ワークショップ （１）災害時援助協定等締結 （３）各種防災講演会 （２）防災課長会議 （４）総合防災訓練の実施 （３）地域包括ケアと災害対策 （５）観光協会との取り組み （６）高校生と地域防災 町内38地区全地区で地震・津波災害への 備えについて地区民との意見交換会実施 自助･共助の徹底 Ⅰ 自助（＝町民の役割） 自分の命を守る 町民一人ひとりが自分の命は自分で守る活動 Ⅱ 共助（＝地域の役割） 地域での助け合い 地域・隣近所で助け合い地域を守る活動 4 地震・津波災害への備えの効果 ～阪神大震災、東日本大震災の教訓から～ 建物等の耐震化率が100％となれば、 建物倒壊による死者数は85％も減少します。 建物等の耐震化が有効な対策です。 家具等の転倒や落下防止対策が100％となれば、 家具の転倒や落下物による死者数は70％減少します。 家具や大型電化製品の固定が有効な対策です。 適切な避難行動や方策を実施すれば、 死者数は最大1/5に減らすことができるとされています。 出典：「南海トラフ巨大地震の被害想定について（第一次報告））」中央防災会議Ｈ24.8.29)より