毎日新闻「余録」2013．7．14．（傍线吉田佑起.PDFVIP

２０３４．礼服姿の昭和天皇と軍服姿で腰に手をあてる連合国軍総司令部のマッカーサ元帥… 毎日新聞「余録」２０１３．７．１４． （傍線：吉田祐起引用） 礼服姿の昭和天皇と軍服姿で腰に手をあてる連合国軍総司令部のマッカーサー元帥（げんす い）。１９４５年９月２７日撮影された写真は多くの人の目に焼き付いているだろう。終戦直後、そ の歴史的会見に至るまでの日本を描いた米ハリウッド映画「終戦のエンペラー」が近く公開され る ▲マッカーサーはなぜ天皇の戦争責任を求めなかったのか。元帥の側近で、戦争責任に関す る証言集めに奔走（ほんそう）したフェラーズ准将（じゅんしょう）を軸にフィクションを織り交ぜな がらドラマは進む ▲プロデューサーは配役担当として米映画界で活躍中の奈良橋陽子（ならはしようこ）さんが務 めた。トミー・リー・ジョーンズさんが元帥、片岡孝太郎（かたおかたかたろう）さんが昭和天皇を 演じるなど俳優も多彩。先に封切られた米国では一部メディアから「日本に甘過ぎる」との声も 出たが、大半は好意的だったようだ ▲実は奈良橋さんの祖父は映画に登場する宮内次官で、父も外交官だ。幼い頃から世界と接 してきた奈良橋さんが「日本から発信すべきテーマ」を模索する中で出会ったのが、元毎日新聞 記者の岡本嗣郎（おかもとしろう）さんが２００３年死去する前年に出した本だった ▲映画の原作となった岡本さんの「終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし」（集英社）にも 触れておこう。原作の中心人物で恵泉女学園創設者の河井道（かわいみち） （１８７７〜１９５３ 年）は戦前渡米し、講演して歩いた教育者だ。国際的な視野を持ち戦中も平和を訴え、戦後フェ ラーズの助言役となった女性がいたことを私たちは誇っていい ▲１カ月後には「８・１５」がまた来る。あの戦争とは何だったのか。日米関係はどうあるべきか。 世代を超え改めて考えたい夏だ。 ヨシダコメント： 終戦間もない１９４５年９月２７日撮影された写真は若かりし頃のヨシダの脳裏に刻みこまれて います。開襟軍服姿のマッカーサーと礼服姿で敬意を表した天皇陛下が対照的でした。 当時、ちょっと物議をかもした写真です。 元占領軍総司令部（ＧＨＱ：中央：現・丸の内第一生命ビル）を出入りするマッカーサー元帥。 この光景を見ようとする群衆が取り囲むように集まってみたものです。 - 1 - 岡本嗣郎氏著 トミー・リー・ジョーンズさんが元帥でそっくりさん 片岡幸太郎さんが天皇役 元帥の側近フェラーズ准将 奈良橋陽子(配役担当プロデゥーサー) 河井道（１８７７〜１９５３） 恵泉女学園 ・・・と、大変に時間を使って上記の写真を編集しました。これで、なんだかこの映画を観たような 気分になりました。無駄骨では決してありません・・・。 No.1(1-300) No.2(301-400) No.3(401-500) No.4(501-700) No.5(701-900) No.7(996-1100) No.8(1101-1300) No.9(1301-1500) No.10(1501-1700) No.11(1701-1900) No.12(1901-2000) - 2 -