京大病院医疗安全情报-kuhp.kyoto.PDF

いつも，インシデント報告ありがとうございます 2017.05.02 京大病院医療安全情報89 【電子カルテのペーストミス】 電子カルテのコピーペーストは便利な機能ですが、 意図せずに、前に作業していた患者の情報がペースト されてしまう事例が発生しています。 事例① 患者AのカルテのS情報に記載された内容が、患者Bのもの と酷似していることに気づいた。患者Bのカルテを確認す ると内容が一致していた。患者Bのカルテ情報が意図せず ペーストされ、そのまま診療を行っていた。 事例② カルテに記載してある既往歴・家族歴が本人の情報と一致 しなかった。初診時におけるFile Makerからのペースト ミスと考えられた。 事例③ 診療情報提供書を作成する際、病理結果をウェブ表示して コピーペーストした。印刷して内容を確認したところ、前 患者の情報がペーストされていることに気づいた。 複数報告のあったインシデントの情報共有です 京大病院医療安全情報89 ペーストした後は、 正しい情報が貼り付いているか 必ず確認しましょう。 コピーしたつもりができておらず、 前の情報をペーストしてしまうことがあります。 カルテを終了する際には、 もう一度内容を見直してください。 医療安全管理室作成