石炭の浮选に对するイプシロン电位の影响 - j-stage home.pdf

67巻 757号 日 本 鉱 業 会 誌 263 石炭の浮選に對するイプシロン電位の影響 正会員 城 温 三** The Effect of ƒÃ-Potential on the Floatabilitv of Coal Onzo, JYO The floatability of flotation solution was studied by the vibrating condenser method and the variation of single electrode potential of Itsudan coal sent from Okinoyama was studied by the vacuum tube potentiometer. From thes results, the effect of E-potential on the floatability of coal was cleared out. I序 言 の場合と出来るだけ條件を同一にする為、石炭酸及び数 従来鉱物又は泡沫が、洋選溶液中で有するイプシロソ 種無磯塩類を用い、溶液濃度として同一になる様に調整 電位と薄選の関係については、研究せられたものが余り した。即ち石炭酸の場合は2kg/t、 其の他の塩類の場合 見当らない。此の理由の一つは、イプシロソ電位測定の 困難性から来たものと推察される。本研究においては沖 類の場合にっいて測定した。界面電位は溶液作製後時間 と共に変化し、特に始めの30分間において著しい。浮選 之山塵五段炭を試料とし、それが洋選溶液中において有 するイプシロソ電位と薄溝性の関係を取扱つたが、石炭 試験においては試料を溶液に装入後25分間で1回 の試験 泡沫共に電位の正確な決定には困難があつて、嚴密さに を終つたが、此の問イプシロン電位は絶えず変化しつつ おいて多少遣憾の点があつたが、将来一層完全な研究の ある事になる。特に泡沫ほ溶液中に発生した場合長時間 一助とする為敢て御批到に供する家第である。 同一條件で止るものではなく、寧ろ短時間に表面に浮上 する公算が大きく、従つて浮選操作中においては振動容 、 II石 炭酸 を用いた浮選溶液 と空気の間 量法で測定した電位の値を其の儘適応するにほ大きな疑 のイプシロン電位 問があり、大体の傾向しか知 られ ない点に注意を要傘 る。 (1)測 定 法 試験溶液には白金線電極を挿入したが、白金と溶液の 測定装置の大要は既報1)の ものと大体同様である。 前報においてほ測定電位値が振動容量部の距離によつて 間の電位も時闘的に変化するから、予めこれを測定して おき、これを加減して液面のイプシロソ電位の変化を決 変化する場合のある事について記述したが、この様な現 定した。溶液の温度については装置の都合上恒温に保て 象は振動板及び増幅部の誘導、又は振動板と相手極以外 の他の部分との容量形成によつて起