平成25年度社会福祉法人挂川社会福祉事业会事业.PDFVIP

平成２５年度 社会福祉法人掛川社会福祉事業会 事業計画書 昨年は、社会保障と税の一体改革関連法案が成立し、消費税率引き上げによる追加財源確保に 加え、医療・介護・福祉サービス提供体制改革のキーワードとして地域包括ケアシステムの構築 が最重点項目として推進する事になりました。反面、特別養護老人ホームの介護報酬大幅ダウン （多床室）という逆風の中で、施設の存在価値を高めていくには専門性の高い介護、根拠あるケ ア、科学的介護の挑戦が急務です。また地域への貢献を図ると共に、真に利用者のニーズに沿っ た施設サービスを推進して参ります。 また、養護老人ホームは全国的に定員割れの状況でありますが、今後認知症、精神疾患、虐待 など多くのケアや見守りを要する人への支援が重要な役割となってきます。 さて、25 年度の当法人の重点目標・方針は下記の通り5 項目といたしました。 （１）法人10 カ年計画の策定（20 年後見据えた） ①将来構想（将来像、基本理念）、基本計画（基本方針） ②組織・機構・資金計画・経営 ③政策・施策・管理・事務事業 ( ２）職員の人材育成と明るく笑顔の絶えない魅力ある職場づくり ① 特養新体制（定員80 人）を踏まえた組織体制、人材育成及び職員の確保。 ② 各種研修会等への積極的参加、参画によるスキルアップに努めること ③ 利用者、家族、地域から信頼される職員を目指すこと ④ あいさつ運動の励行、職員相互のコミュニケーションを図ること ( ３）経営努力に最善を尽くすこと。 ① 社会福祉のニーズを的確に捉え、事務事業の見直し及び改善に努めること ② 経営改革に繋がる新たなサービス（加算等）を取り入れるなど、常に経営努力に努めること ③ ききょう荘の経営改革と費用対効果の検証 ④省エネ、コスト削減に努めること ( ４）地域貢献から福祉の実践 ① 地域セーフティネットワークづくり（介護福祉士、栄養士、看護師等専門職の活用） ②地域包括支援センターを核に開かれた施設への展開と地域連携 ( ５）広報活動の推進等 ① 広報活動推進のため情報公開に努め、広報委員会を中心として情報誌の発行や ホームページの充実を図ること ②かけがわ苑創立30 周年事業の準備体制づくり さて本年度は念願のかけがわ苑、ディサービス棟増築・改修工事が昨年度をもってすべてが無 事終了しました。特養においてはベッド数も、８７床（短期７床を含む）と３３床の増床となり、 処遇も集団処遇からブロック処遇という新たな挑戦をしながらスタートしていくことになります。 また通所介護事業も日曜日営業（昨年 10 月実施）が本年度平準化していきます。特養ホーム・ 通所介護事業も今後の再生の道は集団処遇から個別ケアへの「自立支援」にあることを念頭に展 開して参ります。 西部地域包括支援センターのあり方については、市が桜木幼稚園跡地に設置する「（仮称）西部 ふくしあ」基本方針に基づき協議を進めて参ります。 これからは発想を大きく転換して、社会福祉法人に求められる役割を再認識し、明るく笑顔の 絶えない職場づくり、人づくりに職員一丸となって精進して参りますので、理事並びに評議員の 皆様方のご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 平成２５年度 かけがわ苑 特別養護老人ホーム 事業計画書 事業方針 1 年9 ヶ月に渡りました特養増改修工事も無事完了し、建設当初計画に則り、25 年度からは3 ブロックでの処遇を本格的にスタート致します。先行して実施しました新館個室ブロックでの処 遇運営成果と反省を活かし、本館多床室部門での取組みに反映させること、ブロック間の情報共 有をはかり、特に夜間帯での職員補完体制を整えること、ブロックリーダーのリーダーシップに より、個別処遇への充実に向けた創意工夫を随所に取り入れていくことを目指します。 年間を通し、安定した事業運営をはかるための、入院や退所によって発生する空床による減収 を最小限に止める次期利用者等に係る入所計画の管理により、入所待機者への素早い対応に結び つけ、家族介護の負担軽減に貢献して参ります。 また、社会福祉法人に求められております地域社会への事業貢献としまして、当法人が受託し ております「地域包括支援センター」が、2