消化性溃疡诊疗ガイドライン - 日本消化器病学会.pdf

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消化性溃疡诊疗ガイドライン - 日本消化器病学会

複製・転載禁止 ©The Japanese Society of Gastroenterology, 2015 日本消化器病学会 消化性潰瘍診療ガイドライン2015(改訂第2版) Evidence-based Clinical Practice Guidelines for Peptic Ulcer 2015(2nd Edition) 消化性潰瘍診療ガイドライン2015(改訂第2版),南江堂,2015 複製・転載禁止 ©The Japanese Society of Gastroenterology, 2015 日本消化器病学会消化性潰瘍診療ガイドライン作成・評価委員 会は,消化性潰瘍診療ガイドラインの内容については責任を負う が,実際の臨床行為の結果については各担当医が負うべきである. 消化性潰瘍診療ガイドラインの内容は,一般論として臨床現場の 意思決定を支援するものであり,医療訴訟等の資料となるものでは ない. 日本消化器病学会2015年4月1日 消化性潰瘍診療ガイドライン2015(改訂第2版),南江堂,2015 複製・転載禁止 ©The Japanese Society of Gastroenterology, 2015 消化性潰瘍診療ガイドライン2015(改訂第2版),南江堂,2015 複製・転載禁止 ©The Japanese Society of Gastroenterology, 2015 日本消化器病学会ガイドラインの刊行にあたって 日本消化器病学会は,2005年に当時の理事長であった跡見裕先生の発議によって,Evidence- Based Medicine (EBM)の手法に則ったガイドラインの作成を行うことを決定し,3年余をかけ, 2009〜2010年に消化器6疾患のガイドライン(第一次ガイドライン)を完成・上梓した.6疾患 とは,胃食道逆流症(GERD),消化性潰瘍,肝硬変,クローン病,胆石症,慢性膵炎であり, それまでガイドラインが作成されていない疾患で,日常臨床で診療する機会の多いものを重視 し,財団評議員に行ったアンケート調査で多数意見となったものが選ばれた.2006年の第92回 日本消化器病学会総会の際に第1回ガイドライン委員会が開催され,文献検索範囲,文献採用 基準,エビデンスレベル,推奨グレードなどEBM 手法の統一性についての合意と,クリニカル クエスチョン(CQ)の設定など基本的な枠組みが合意され,作成作業が開始された.6疾患のガ イドライン作成では,推奨の強さのグレード決定にMinds (Medical Information Network Dis- tribution Service)システムを一部改変し,より臨床に則した日本消化器病学会独自の基準を用い た.また,ガイドライン作成における利益相反(Conflict of Interest :COI)が当時,社会的問題 となっており,EBM 専門家から提案された基準に基づいてガイドライン委員のCOI を公開し た.菅野健太郎前理事長のリーダーシップのもとに学会をあげての事業として行われたガイド ライン作成は先進的な取り組みであり,わが国の消化器診療の方向性を学会主導で示したもの として大きな価値があったと評価できる.日本消化器病学会は,その後,6疾患について「患者 さんと家族のためのガイドブック」も編集・出版し,治療を受ける側の目線で解説書を作成す ることによって,一般市民がこ

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