秋田県感染症発生情报月报.PDF

－ 平成29年5月 － 秋田県感染症発生情報月報 秋田県健康福祉部健康推進課 TEL 018-860-1424 FAX 018-860-3821 秋田県感染症情報センター （秋田県健康環境センター内） TEL 018-832-5005　FAX 018-832-5047 今期は平成29年第18週から平成29年第21週(平成29年5月1日から平成29年5月28日)の4週分です。 A. 今期の特徴 ・全数把握対象疾患 県内では結核6人、腸管出血性大腸菌感染症1人、つつが虫病4人、レジオネラ症1人、アメーバ赤痢2人、カルバペ ネム耐性腸内細菌科細菌感染症1人、劇症型溶血性レンサ球菌感染症2人、水痘（入院例に限る。）1人の発生報告 がありました。 ・定点把握対象疾患 ＜インフルエンザ＞ 　県内の発生規模は第20週に流行の目安となる1を下回り（0.74）、今シーズンの流行は終息しました。 ＜咽頭結膜熱＞ 　県内の発生規模（0.31）は前期（0.11）の約2.8倍に増加しました。プール熱ともいわれるように夏に流行する ことの多い感染症ですが、今年は全国的に例年よりも早く報告数が増えています。十分なうがい・手洗いを行い、 タオルの共用は避ける等の感染予防を心がけましょう。 ＜感染性胃腸炎＞ 　県内の発生規模（3.33）は前期（2.14）の約1.6倍に増加しました。引き続き感染予防に注意してください。 ＜手足口病＞ 　県内の発生規模（1.26）は前期（0.78）と比較して0.48（38.1％）増加しました。同時期としては過去5年間の 平均発生規模（0.05）の約25倍となっており、前月に引き続き例年を上回る発生規模で推移しています。予防対策 としては手洗いが有効ですので、しっかり行いましょう。 B. 各感染症の発生動向 1. 全数把握対象疾患 【一類感染症】 7疾患 県内、全国ともに発生報告はありませんでした。 【二類感染症】 7疾患 県内では結核6人の発生報告がありました。全国では結核1,564人の発生報告がありました。 【三類感染症】 5疾患 県内では腸管出血性大腸菌感染症1人の発生報告がありました。全国ではコレラ1人、細菌性赤痢7人、腸管出血性 大腸菌感染症130人、パラチフス1人の発生報告がありました。 【四類感染症】 44疾患 県内ではつつが虫病4人、レジオネラ症1人の発生報告がありました。全国ではE型肝炎28人、A型肝炎28人、オウム 病1人、重症熱性血小板減少症候群18人、つつが虫病28人、デング熱10人、日本紅斑熱24人、マラリア2人、レジオ ネラ症107人の発生報告がありました。 【五類感染症】 22疾患 県内ではアメーバ赤痢2人、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症1人、劇症型溶血性レンサ球菌感染症2人、水 痘（入院例に限る。）1人の発生報告がありました。全国ではアメーバ赤痢74人、ウイルス性肝炎29人、カルバペ ネム耐性腸内細菌科細菌感染症123人、急性脳炎46人、クリプトスポリジウム症1人、クロイツフェルト・ヤコブ病 17人、劇症型溶血性レンサ球菌感染症47人、後天性免疫不全症候群107人、ジアルジア症5人、侵襲性インフルエン ザ菌感染症41人、侵襲性髄膜炎菌感染症1人、侵襲性肺炎球菌感染症358人、水痘（入院例に限る。）30人、梅毒 437人、播種性クリプトコックス症7人、破傷風9人、バンコマイシン耐性腸球菌感染症2人、風しん7人、麻しん4人 の発生報告がありました。 2. 定点把握対象疾患（週報；インフルエンザ定点・小児科定点・眼科定点） 「平均発生規模」は今期（平成29年第18週から平成29年第21週の4週分）の1定点（医療機関）当りの平均患者報告数です。また「県内の今後 の発生予測」は、疾患ごとの季節変動や全