东京情报大学総合情报学部堂下浩（准教授）.PDFVIP

金融庁（平成21年12月21 日） 「全ての人間は、自分とやり方がちがえば、これを野蛮という」 モンテーニュ 『随想録』 東京情報大学 総合情報学部 堂下 浩（准教授） 2 プライバシーを配慮し、本内容を未公開とします。 3 4 1. 調査の目的 当時、様々な場で消費者金融利用者の実態が論議されていたが、多くの調査では債務 整理に陥った利用者など特定利用者に焦点を当てており、現在消費者金融を利用して いる、真の利用者像が見えていない。そこで、できるだけ多くの利用者のサンプルを 集め、統計学に基づく調査を行い、消費者金融利用者の実態を浮き彫りにするのが本 調査の目的である。 2. 調査対象者 インターネット調査会社に登録している２０歳以上のモニターを対象とした。 3. 調査方法 インターネットのアンケート調査。対象者にメールで協力依頼を行い、アンケートの 回答をインターネットで受け付ける手法。回答者数の上限を設けず、期間中は全員が 回答可能とした。 4. 調査期間 ２００６年５月１５日～５月２４日 5. 調査主体 堂下 浩（東京情報大学・准教授）、内田 治（東京情報大学・准教授） 5 （1） 年齢階層 年齢階層の構成比には大きな差異は見られないが、消費者金融の現在利用者、過去利用者 は、30代の比率がやや高く、50歳以上の比率がやや低いという特徴が見られる。 　【　全体(n=142264)　】 　【　消費者金融　現在利用者(n=5299)　】 　【　消費者金融　過去利用者(n=7802)　】 ５０歳以上 10.4% ２０代 ５０歳以上 ５０歳以上 ２０代 7.4% ２０代 7.6% 18.2% 24.3% 22.9% ４０代 ４０代 ４０代 25.0% 23.3% 24.6% ３０代 ３０代 ３０代 42.0%