地理歴史科(世界史B)学习指导案-edu.PDFVIP

地理歴史科(世界史Ｂ)学習指導案 大規模な分業体制の成立 （高等学校 第２学年） 神奈川県立総合教育センター 【『平成 20 年度研究指定校共同研究事業(高等学校)授業改善の組織的な取組に向けて』 平成21年３月】 平成 20 年度研究指定校である大井高等学校において、授業改善に向けた組織的な 取組として授業実践を行った学習指導案です。 生徒に地球規模で大まかな地域のイメージをもたせる一方、生徒の知識・理解の度 合いに応じた教材・プリントを活用した学習指導を行いました。 平成20年度神奈川県立総合教育センター『授業改善の組織的な取組に向けて』学習指導案・資料 大井高等学校「世界史Ｂ」学習指導案 １ 学 年 第２学年 ２ 科目名 世界史Ｂ ３ 単元名（教科書名） 大規模な分業体制の成立（帝国書院「新詳 世界史Ｂ」） ４ 単元の目標 ・16 世紀のヨーロッパ諸国の海外進出と世界の一体化の始まりについて、関心を高め、意欲的 に追究しようとする。 ・16 世紀のヨーロッパ諸国の海外進出と世界の一体化の始まりについて考察し、その歴史的意 義を判断できる。 ・16世紀のヨーロッパ諸国の海外進出と世界の一体化の始まりに関係する諸資料を活用すると ともに、追究し考察した過程や結果を適切に表現できる。 ・16世紀のヨーロッパ諸国の海外進出と世界の一体化の始まりについて理解し、その知識を身 に付けている。 ５ 単元について ○ 教材観・題材観 16世紀はスペインやポルトガルをはじめとしてヨーロッパ諸国が大船を仕立て、積極的に海 外進出をはじめた時期である。大航海時代とは、これまでの地域規模での歴史を超えて世界の 一体化がはじまった画期ととらえる事ができる。この単元の内容は、ヨーロッパ人たちがアメ リカやアフリカなどに何をもたらしたか、またヨーロッパ自身がどのように変化したのかなど グローバル化の進んだ現代世界の有様を考える上での重要な教材となる。 ○ 生徒観（生徒の状況） 歴史認識については「コロンブスという名前を聞いたことがある」程度と思われる。また世 界地図の把握という点においても、主要な大陸や海洋の名称や位置関係についてあいまいな理 解しかない生徒が多くいる。 ○ 指導観（主な支援） 世界地図のおおざっぱな把握（ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、大西洋、太平洋など）が できるようにさせる。コロンブスや奴隷、香辛料などといったなじみのあるキーワードを手掛 かりに時代背景をつかめるようにさせる。 ６ 解決を目指す課題 世界史の基礎知識が不足していることによって現代の社会の状況を理解できない。 ７ 課題解決の方法 本単元の中の『ヨーロッパ人による世界進出、大航海時代』において、生徒が地球規模で大ま かな地域のイメージをもつことができ、またヨーロッパ人が世界進出していった時代背景につい て理解しやすい、生徒の知識・理解の度合いに応じた教材・プリントを作成し、活用する。 ８ 課題解決の状況を確認する方法 ・プリントへの記入状況 ・小テスト及び定期テストの解答状況 1/8 平成20年度神奈川県立総合教育センター『授業改善の組織的な取組に向けて』学習指導案・資料 ９ 単元の指導と評価の計画 (1) 単元の時間数 ４時間扱い (2) 単元の評価規準 関心・意欲・態度 思考・判断 資料活用の技能･表現 知識・理解 16世紀のヨーロッパ16世紀のヨーロッパ16世紀のヨーロッパ16世紀のヨーロッパ 諸国の海外進出と世 諸国の海外進出と世 諸国の海外進出と世 諸国の海外進出と世 界の一体化の始まり 界の一体化の始まり 界の一体化の始まり 界の一体化の始まり について、関心を高 について考察し、そ に関係する諸資料を について理解し、そ め、意欲的に追究し の歴史的意義を判断 活用するとともに、 の知識を身に付けて