大津市保健溠保健予防课.PDF

学校（幼稚園・小学校・中学校）は多くの人々が利用し集団生活を営む ことから、いろいろな感染症が持ち込まれやすく、施設内での拡がりやす さも併せて持ち合わせています。また、園児・児童・生徒は、健康な成人 に比べ菌やウイルスへの抵抗力が未発達であり、感染対策への知識も不十 分なため、重症化リスクが高い集団でもあり、感染拡大の可能性が高い集 団でもあります。 感染対策には、「日常からの感染予防対策」と、感染症が発生した時の 「感染拡大予防対策」が基本になります。 このチェックリス トは、学校での感染症の発生が防げるよう、基本的な 予防策をポイントに自主管理をすすめてもらうために作成したものです。 定期的な自己点検を行い、施設での対応マニュアル等の作成時にご活用い ただければ幸いです。 大津市保健所保健予防課大津市保健所保健予防課 大津市保健所保健予防課大津市保健所保健予防課 感染症予防のポイント感染症予防のポイント 感染症予防のポイント感染症予防のポイント ◇◇ 感染症対策の基本感染症対策の基本 ◇◇ 感染症対策の基本感染症対策の基本 感染のしくみには、①感染源、②感染経路、③感受性のある人（感染を受ける可能性のある人）、の ３要素 が必要です。したがって、この３要素のつながりを断ち切る事が、感染症予防や感染拡大防止策になります。 ◇◇ 感染のしく感染のしくみと予防策みと予防策 ◇◇ 感染のしく感染のしくみと予防策みと予防策 ①感染源 感染源とは、細菌、ウイルスなどを持つ物や人のことで、食品・患者等です。 発病者の早期発見と治療、定期的な清掃による清潔保持、適切な消毒など、感染源を持 １．感染源 ち込まない・増やさない対策を！ ②感染経路 感染経路とは、細菌、ウイルスなどを体内に運ぶ経路のことで、手を介す接触感染、咳を介 ２．感染経路 す飛沫感染等があります。 手洗いを徹底すること、患者の便・嘔吐物等に直接触れないことなどの標準予防策の徹 底により、感染症を拡げない！ ③感受性のある人 感受性のある人とは、感染を受ける可能性のある人をいい、特に抵抗力の弱い乳幼 児等のことをいいます。 ３．感受性のある人 抵抗力をつけるためには、健康の保持・増進、予防接種や手洗い等の個人の対応が 必要！ 感染しないためには、この 「①感染源」「②感染経路」「③感受性のある人」のいずれか 感染 の段階で感染しないための対策をとる必要があります。 ◇◇ 感染症予防の基本的な対応として標準予防策が大切です感染症予防の基本的な対応として標準予防策が大切です ◇◇ 感染症予防の基本的な対応として標準予防策が大切です感染症予防の基本的な対応として標準予防策が大切です 標準予防策とは、「誰もが何らかの感染症をもっている可能性がある」と考えて、すべての園児 ・児童・ 生徒に対しての「感染の可能性のあるもの」への接触を最小限にすることで、園児・児童・生徒、職員双方 の感染の危険を少なくする方法です。「感染の可能性のあるもの」として扱う必要があるものは、「血液、汗 を除く分泌液（